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RadioEdit#24

星野源、うんざりする世の中への対処法「褒めるよりもけなす方が簡単で。それはしたくない」

星野源、うんざりする世の中への対処法「褒めるよりもけなす方が簡単で」の画像1
『星野源のオールナイトニッポン』ニッポン放送 公式サイトより

 こんにちは。ラジオ書き起こし職人のみやーんZZです。いつも聞きまくっているラジオの中から興味深かったエピソードを紹介する連載の第24回目。

 今回は2021年7月6日放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中から、星野源さんが人や物を褒めるようになった理由について話していた部分です。

 リスナーからの「褒めることが苦手です。身近な人ほど、恥ずかしさや照れが生じて言いたいことの半分も伝えられません。相手のいいところを見つけて嬉しくなる言葉で自然に伝えられている星野源さんはすごいと尊敬しています。私もうまく褒めることができればいいのですが……どうすればいいですか?」という質問メールに対して、「僕もラジオの電波の乗せていたり、ゲストの方が来たりすると褒めたりできるけど。でも、家族や身近なマネージャーさんとかを褒めたりする時は恥ずかしかったり、言い出しにくい。だからわかります。僕も一緒ですよ」と話し始めた星野さん。

「たとえば、この間の『あちこちオードリー』(テレビ東京)でも話したけども。『若林さんのこういうところが好きだ、素敵だ』っていうのをメールで送ったり、番組で話したりしているけども、なんでそうするのか? それはこの世の中って、うんざりするような人や出来事が多いんですよ。『なんでこんなことを言うんだろう?』とか『なんでこんなことが起こるんだろう?』とか思って。人に対しても、テレビやニュースを見ていても。それでいちいち落ち込むわけ」と続けます。

「褒めるよりもけなす方が簡単で。けなしたり、バカにしたり、ダメ出ししたり、『ここが悪い』って言うのは簡単だけど、それはしたくないと思って。それよりも人は自分ではその素敵なところ、褒められるべきところに気づいていなかったりするから、僕はそれを言おう。そう言うことで、自分の周りだけでも素敵な人を増やそうと思って。

 最初は身近な人にはなかなか言えなかったけど、ちょっと遠くの人のこととか、あとは作品とかを『こういうところが素敵だ』って言うようになって。 その人の素敵なところを探して『ここがすごい素敵です』と本人に伝えると、その人は照れたり、『ありがとう』って言ったり、ごまかしたり……いろいろな反応をするけども、でも嬉しそうにしてくれる人が多くて。そうしていると、自分自身も気持ちがいいんだよね。人の欠点を見つけるよりも。だから、なぜ褒めるのかというと『あまりにもうんざりしたから』というのが一番の答えですね」と人を褒めるようになった理由をこのように話していました。

「よく『好意的な意見があったら、マイナスの意見もないとおかしい』みたいに言うけど、僕はそれは本当におかしいと思っていて。マイナスの意見はポジティブな意見の何十倍も力が強いから、一緒にしちゃダメなんだよね。でもみんな、『やっぱり、いろんな批判ももらわないと』って意地を張って我慢している。そんなことはしなくていい。悪いところはだいたい自分で気づくし。気づかなくてもちゃんと人に接していれば、誰かがその悪いところをちゃんと言ってくれるし。 俺の好きな言葉で。きれいな器にいっぱいのミネラルウォーターが入っていて。飲むととてもおいしい。でも、そのミネラルウォーターにツバをたった1滴たらしただけで、もうそれは飲めなくなってしまう。そういうことなんです。だから、そこは平等じゃない。全く違う次元のお話で。だから、僕は自分の周りだけでも、自分が『いい』と思ったらね、そういう風に褒めるようにしているんです」と話を締めくくっていました。

 星野さんが出演した『あちこちオードリー』でもオードリーのお2人と「大人になるとあまり褒められなくなる」というトピックで盛り上がり、若林さんに対して「日本のテレビ界の希望」という最大級の賛辞を送っていた星野さん。

 若林さん自身も以前、星野さんが若林さんの司会進行について褒めていたラジオトークを聞いて「本当に嬉しかった。仕事で『うーん……』って思う時でも『星野さんが見ている』と思って頑張っている」とオールナイトニッポンで語っており、星野さんのポジティブな影響力は確実に周囲に伝わっていっているように思えます。

 このリスナーさんのように、人のことを褒めるのは気恥ずかしかったり、照れたりしてしまい、なかなか難しいものですよね。でも、褒めることで周囲にいい影響が生まれるのであれば、星野さんのように積極的に褒める癖をつけられるよう、チャレンジしようと僕も思いました。

みやーんzz(ラジオ書き起こしサイト運営者)

2011年頃から趣味でラジオの書き起こしをスタート。記事は自身のサイト「miyearnZZ Labo」にて随時更新中。

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最終更新:2021/07/19 18:49
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