カップ麺界の王者「カップヌードル」が攻め過ぎたかもしれないチャレンジ商品3選
#八村塁 #カップ麺 #カップヌードル #カップ麺一行3昧
「謎肉カラアゲ」ってなんだ?「カップヌードル カラアゲレモン味 ビッグ」
最初に紹介するのは、「カップヌードル カラアゲレモン味 ビッグ」220円(税別)。お金はかけられないけど手軽にちょっと贅沢したいと思った時に、カップ麺にコンビニの唐揚げをのせて食べるアレンジをやったことある方は多いのではないかと思います。そんなちょっとした贅沢をセルフで実現してしまったのがこの商品です。
カップヌードルの肉といえば豚ミンチと大豆が原料の四角い成型肉「謎肉」でおなじみですが、今回使われている唐揚げは「謎肉カラアゲ」という、謎肉が進化した「大豆が原料の新感覚カラアゲ」とのこと。これまでにも「カップヌードル」シリーズでは唐揚げをテーマにした商品が出ていたことがありますが、謎肉を使った唐揚げというのは初めてではないかと思います。
チキンベースの塩味スープに、いつものカップヌードルに比べると少しだけ太めの麺が合わせられています。ベースはおとなしいですが、ガーリック、ジンジャー、そしてブラックペッパーの3種のスパイスでパンチを利かせており、スープも唐揚げの味を再現。
そして、レモンの酸味がアクセントとして加えられており、さっぱり爽やか味となっています。ただ、唐揚げにレモンかけない派の人にとっては、選択の余地がなくレモン味が感じられてしまうので注意が必要です。逆らえない怖い上司や先輩が、問答無用に唐揚げにレモンをかけてしまったものとして諦めるしかありません。
主役の「謎肉カラアゲ」は、原材料を見ると「からあげ風大豆たん白加工品」と書かれており、いつもの謎肉の「豚肉ミンチ」表記と違い、肉はまったく使われておらず、大豆のみで作られている模様。しかしながら、大豆だけとは思えないくらい鶏肉の食感が感じられ、下調理がきちんとできた唐揚げのようにやわらかく、ほろほろの食感が楽しめました。
唐揚げの他にも、たまごやキャベツ、ネギが入っていて、カップヌードルらしい具だくさんぶりでした。
カップヌードルなのに汁なし!「カップヌードル 旨辛カルビ味焼そば」
続いては、「カップヌードル 旨辛カルビ味焼そば」193円(税別)。カップヌードルなのに汁なしという非常に珍しい商品です。カップヌードルからは以前、パスタ商品はいくつか発売されたことがありますが、焼そばは人気シリーズの「UFO」があり、カップヌードルから焼そばが出たのを見た記憶がありません。
この商品は、「日清夏めんトリオ」のひとつとして登場。「カップヌードル」とともに日清食品の人気シリーズ、「どん兵衛」や「UFO」からも共通のテーマである「濃い&旨い汁なし麺」の商品が発売されています。「UFO」はお好み焼き味の焼そばですが、「どん兵衛」からは「スパイシーカレー焼うどん」という、カルビ味の焼そばに負けないなかなかファンキーな商品が出ていますので、こちらも良かったらどうぞ。
しょうゆやみそ、豆板醤で味付けたカルビ風の味に仕上げたソースに、「汁なしカップヌードル仕様」とされる少し厚みがあって太めの麺が合わせられています。スープはありませんが、麺が良い意味でコシが弱めで、カップヌードルらしい食感をキープしています。スープのない汁なし麺としては麺がちょっと少ないのが難点でしょうか。
ソースは強めに甘みがつけられており、さらには豚脂の風味や炒め風味も感じられ、カルビの味が再現されています。ただ、麺量に比してソースの量があまり多くないため、麺のスナック感ある香りが前に出てカップヌードルらしさを際立たせていました。豆板醤が入っていますが辛さはピリ辛程度で、後を引く甘辛です。
「カルビ風焼そば」ですが、具として入っているのはカルビ肉ではなく謎肉。謎肉に対する並々ならぬこだわりを感じます。確かに謎肉が入っているだけでカップヌードル感が強くなるんですよね。キャベツや赤唐辛子もしっかり入っていて具も充実していました。
カップヌードルにとって焼そばというのは専門外のはずですが、らしさを損なわないまま焼そばとして成立させてしまうのはすごいことではないでしょうか。まるで大谷選手のような二刀流ですね。
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