霜降り明星・粗品だけじゃない? 不適切の「さじ加減」がわからないタレントが急増する背景
#霜降り明星 #粗品 #コンプライアンス
7月9日深夜に放送されたニッポン放送『霜降り明星のオールナイトニッポン』で、熱海の土石流災害に関する不適切発言をした、霜降り明星の粗品。番組プロデューサーが粗品に対し、厳重注意をしたことが明らかになった。
粗品は、番組共演者である静岡朝日テレビの宮崎玲衣アナが「雨女」だという話の中で、「熱海が終わった。宮崎アナのせいで」と発言。すぐに、相方のせいやが「熱海、心配なんですよね」とフォローをするも、粗品は不適切な発言をしたことに気付いていない様子だった。
「番組内で謝罪があったものの、粗品本人としてはまったく意識していない発言だった可能性が高い。メディアに出る人間としては、ちょっとが問題あると言わざるを得ないでしょう」(メディア関係者)
近頃は、コンプラインス遵守のため、番組での発言に制限がかかるケースも多い。今回のような不適切発言は、未然に防がれることが多いはず。しかし、実際にはそういうわけでもないという。
「コンプラインス遵守の流れがあるので、危険な発言が減っているのは間違いないです。ただ、最近はコンプライアンスを気にするあまり“基本的にOK”な発言ばかりしている結果、逆に“ここまでのラインは大丈夫で、ここからはアウト”といった、微妙なさじ加減をわかっていないタレントも多いんですよね。粗品の例などはまさにそれで、災害をイジるなんていうのは明らかにNGな発言なのに、本人はそこをまったく理解していなかった。普段から、OKかNGかのギリギリのラインを意識していなかったがゆえの失敗なんですよね。いま、粗品のようなタレントは増えていますよ」(同)
一方で“コンプラ遵守”の流れに逆らおうとする結果、不適切発言につながってしまうケースもあるようだ。劇場に出入りしている構成作家はこう話す。
「コンプラ遵守や、容姿イジリを避ける昨今の流れに対し、“これではお笑いができない”と考える芸人は少なくないです。そこに抗おうとするがゆえに、いたずらに不適切発言をしてしまうケースもあります。テレビなんかではさすがにカットされていますが、お笑いライブなどではよく見かけますよ。好きなお笑いがしたいというのもわかるんですが、無駄に噛み付いているだけになってしまうことも多い。何が不適切で何がOKなのかをしっかりと学ばなければならないと思います」
不適切発言は、粗品だけの問題ではなさそう。多くのタレントたちが、今回のケースから学ぶべき点は多いのだ。
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