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TBSドラマ胸キュン枠、“ある作戦”に失敗していた? 『プロミス・シンデレラ』で軌道修正か

二階堂ふみ主演『プロミス・シンデレラ』ミスキャストか…ブーイング噴出で暗雲漂うの画像
『プロミス・シンデレラ』公式サイトより

 7月13日の夜22時から、TBSの夏ドラマ『プロミス・シンデレラ』の放送がスタートする。本ドラマの原作となるのは、小学館の漫画雑誌アプリ「マンガワン」で連載中の橘オレコ著の同名作。アラサーバツイチ無一文のヒロインと性悪金持ち男子高校生による“年の差ラブコメディ”であり、主人公の早梅を二階堂ふみ、早梅に絡む高校生・壱成を眞栄田郷敦、その兄・成吾をEXILEの岩田剛典が演じる。

 今回『プロミス・シンデレラ』が放送されるのは、“胸キュン枠”とも呼ばれるTBS火曜22時からのドラマ枠。過去に『逃げるは恥だが役に立つ』『恋はつづくよどこまでも』などの高視聴率を獲得した話題作を輩出してきたが、2020年夏に放送された“わたナギ”こと『私の家政夫ナギサさん』以降はどうもパッとしない印象だ。

 2020年秋から『おカネの切れ目が恋のはじまり』、『この恋あたためますか』、『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』、『着飾る恋には理由があって』と計4作品が放送されたが、三浦春馬さんの急逝により4話完結に短縮された『カネ恋』はともかく、ほかの3作は「視聴率爆死」とはいかないまでも、どれも前述の作品のようにムーブメントを起こすには至らなかった。一体なぜなのだろうか。

「『わたナギ』までは原作モノを中心に扱っていたTBS胸キュン枠ですが、ヒット作を出して自信がついたのか、『カネ恋』からオリジナル作品に方向転換しました。ところが、蓋を開けてみればどれも評判はイマイチ……。比較的視聴率の高かった『ボス恋』でも、Kis-My-Ft2・玉森裕太が出演していたことから、視聴率も“ジャニーズ票”と言われる始末。オリジナル作品でヒットを狙う作戦は、まだ少し早かったのかもしれません」(芸能ライター)

 直近で放送された『着飾る恋』は、『恋つづ』の脚本家と『MIU404』の演出家たちがタッグを組んだ作品であることから、放送前から大きな期待がかかっていたオリジナル作品だった。しかし、最終回の世帯平均視聴率は8.6%、個人視聴率が4.6%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)とやはり微妙な結果に。“胸キュン”というジャンルにおいて、いかに漫画原作が強いかを思い知らされる。

 そして、今日から放送される『プロミス・シンデレラ』は漫画原作ドラマ。オリジナル作品作戦を1年間かけて実行したものの、軌道修正したということかもしれない。胸キュン漫画の実写化となれば、TBSの得意ジャンルだ。この夏、TBSは我々視聴者にどんなときめきを届けてくれるのだろうか。今夜の放送に期待したい。

■番組情報
火曜ドラマ『プロミス・シンデレラ』
TBS系毎週火曜22時~
出演:二階堂ふみ、眞栄田郷敦、松井玲奈、井之脇海、松村沙友理、堺小春、高橋克実、友近、森カンナ、金子ノブアキ、三田佳子(特別出演)、岩田剛典
原作:橘オレコ「プロミス・シンデレラ」(小学館「マンガワン」連載中)
脚本:古家和尚
音楽:やまだ豊
主題歌:LiSA 「HADASHi NO STEP」(SACRA MUSIC / Sony Music Labels Inc.)
演出:村上正典(共同テレビ)、都築淳一(共同テレビ)、北坊信一(共同テレビ)
プロデューサー:橋本芙美(共同テレビ)、久松大地(共同テレビ)
製作:共同テレビ、TBS
公式サイト: https://www.tbs.co.jp/promise_cinderella_tbs/

東海林かな(ドラマライター)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

しょうじかな

最終更新:2021/07/13 18:00
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