「サクラ革命」は瞬殺で「サ終」…有名タイトル=ヒットの法則は終了!?こんなに消えてるオンラインゲーム
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インターネットの一般化や通信環境の進化で、オンラインゲームはもはや当たり前の状況になっている。近年ではスマホの技術革新もあって、モバイルでオンラインゲームをプレイすることも可能に。
オンラインゲームの多くは、基本プレイ無料のスタイルが一般的。これがある種クセモノで、無料で簡単に始められる分、「これじゃない」とユーザーが判断すると即離脱に繋がるという諸刃の剣状態になっている。
実際、「新規ゲーム開始後数分が勝負」といわれるほどで、チュートリアルがなければ離脱に繋がるし、かといって丁寧にやると「チュートリアルが長すぎる」という理由で離脱というような悩みもよく聞く。
こういった生き残りが難しいオンラインゲームの世界において、強力なIPは相当なアドバンテージになる。が、最近ではそれをもってしても生き残れず、サービス終了(サ終)になるケースが出ている。
セガとディライトワークスのタッグでも、半年でサ終となったサクラ革命
2020年12月にサービスを開始した『サクラ革命 ~華咲く乙女たち~』。このスマホゲームは、セガと『Fate/Grand Order』でおなじみのディライトワークスが手掛けたスマホRPG。「日本、奪還。」をテーマに、歌うことも戦うことも“未完”な乙女たちの成長物語を描く、新機軸のサクラ大戦シリーズとして登場した。
サクラ大戦シリーズのブランド力や、スマホゲームランキング上位の常連のFGOを手掛けたディライトワークス開発ということで発表時はかなりゲーマーの注目を集めた。その一方で、キャラクターデザインが一新されたことによって違和感を覚えたユーザーがいたことも事実。
そして、今年4月に6月30日をもってサービス終了となるアナウンスがされる。この発表を受けて、「事前登録者数30万人でVTuber実装」の公約が果たされないことも判明。しかも、「声の収録すらやっていなかったのでは?」疑惑も出てきて、かなり泥沼展開に。
本作はサービス終了後に機能限定版が配信される予定になっているが、この限定版の機能チェックに時間を要しているとして、サービス終了日自体が延期されるという不思議な現象も起こっている(現時点でのサービス終了日は7月20日)。
MTGブランドをもってしても製品版すら日の目を見ない
日本でカードゲームと聞くと、ポケカやシャドウバースを思い浮かべる方が多いだろうが、グローバルで見ると歴史的にも『マジック・ザ・ギャザリング』(MTG)が筆頭に挙がる。
このMTGをスマホゲーム化した『MTGアリーナ』は今年3月にサービスが開始され、各ストアにおいても高評価を維持している。しかし、もう一方のタイトルは別だ。
そのゲームはMTGをテーマにしたオンラインアクションRPGの『Magic: Legends』のことだ。『Magic: Legends』は今年3月からPC用のオープンベータテストが始まり、一部のマジックファンやRPG好きがプレイをしていたようだが、6月には早々と10月末にサービスを終了することを発表。
テスト開始からわずか3ヵ月程度での判断は、即断即決といっていいだろう。世界的に有名なマジックブランドのタイトルでも、製品版が日の目を見ないという厳しい現実がわかる。当初予定されていた、家庭用ゲーム機版の計画もなくなるようだ。
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