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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 東出昌大、小出恵介ら配信作品で続々“復帰”

東出昌大、小出恵介、ピエール瀧らが続々進出…動画配信メディアが「セカンドチャンス」を与える場に

映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』公式Twitterより

 不祥事を起こした俳優たちが動画配信メディアによるオリジナル作品で再起を目指すケースが続いている。地上波と違って起用に制約が少なく、彼らにセカンドチャンスを与える場として機能しているようだ。

 今月6日、東出昌大が年内配信予定のNetflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』に出演することが発表された。燃え殻氏の同名ベストセラー小説を原作に、森山未來が主演を務めるラブストーリーで、東出が演じる役柄の詳細は伏せられているものの金髪姿のビジュアルが公開されている。

 東出といえば、昨年1月に女優の唐田えりかとの不倫が発覚し、同年8月に杏との離婚を発表。以降も活動は継続していたが、新規のオファーはほぼ「ゼロ」だったといわれる。かなり経済的にも窮しているともいわれ、それが原因で養育費トラブルが勃発。今年に入って「3人の子どもの親権を持つ杏に対し、1人あたり月1万円という低額すぎる養育費を提示した」と報じられ、不倫騒動で地に落ちたイメージがさらに落ちてしまった。

 それでも今秋公開予定の映画『草の響き』で3年ぶりの主演が決定するなど復調の兆しを見せており、今回のNetflix映画で本格的な再起となるのではないかと期待されている。ネット上では、『ボクたちはみんな大人になれなかった』とのタイトルに加え、“プリン”状態の金髪を頭の上で結び、タバコを手に持った“やさぐれ”風の東出の姿に「ハマリ役では」との声も出ている。

「最近は、映画や配信作品から再起を目指すケースが目立っており、2017年に未成年女性との飲酒騒動(不起訴処分)で活動自粛となった小出恵介は、今年6月に公開された映画『女たち』で芸能活動復帰を果たし、今月15日にABEMAでスタートする連続ドラマ『酒癖50』で約4年ぶりにドラマ復帰することが発表されました。

 また、2019年にコカイン使用の罪で逮捕されたピエール瀧は、今春に公開された映画『ゾッキ』で俳優復帰し、6月に配信開始となったNetflixオリジナルシリーズ『全裸監督 シーズン2』で前シーズンからの役を続投する形でドラマ復帰を果たしています」(芸能記者)

 かつて、不祥事を起こしたタレントの復帰の場としては「舞台と映画」という印象が強かった。どちらもテレビと比べるとキャスティングの制約が少ないからだ。実際、東出も離婚直後に東京・日生劇場で行われた舞台『MISHIMA2020』の演目に出演していた。しかし、現在は舞台に代わって動画配信メディアが再起のカギとなっているようだ。

「舞台は単なる“みそぎ”にしかならないことが多く、本気で舞台に取り組んでいる俳優たちや、そのファンからの反発もある。また限られた人数しか観られないので、世間に復帰を印象付けるのも難しい。

 一方、動画配信メディアは地上波と同レベルかそれ以上の予算で作品が制作され、地上波ドラマや全国公開の映画よりも注目されることがある。しかも、スポンサーの動向や視聴者からの批判に配慮しなくてはならない地上波と違い、起用に関して制約がほとんどない。『全裸監督 シーズン2』では、その自由さを象徴するかのようにピエール瀧に『テレビ出禁なんだろ?』というセリフを言わせるなど、彼が地上波に出られない状況を皮肉ったような演出まであります。小出の主演ドラマも、“さまざまな裏の事情を抱える酒癖の悪い人々を独自の方法で解決に導く”というもので、かつて自らが起こした飲酒騒動を想起せざるをえない内容になっている。

 また下世話な話ですが、Netflixなどはテレビドラマよりも『ギャラがいい』という事情もあり、動画配信メディアを再起の場に選ぶ俳優が増えているのでしょう」(前出)

 以前なら地上波テレビから追放されると「詰み」のような状況になりがちだったが、動画配信メディアの隆盛によってそうした業界構造にも大きな変化が訪れたといえそうだ。

雑誌や書籍、ネットメディアで芸能記事を執筆中。アイドルから俳優、歌手、大御所まで幅広くカバーする柔軟さと情報網が強み。

さいきじゅん

最終更新:2021/09/18 21:36
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