TBS安住紳一郎アナ『ぴったんこカン・カン』は打ち切りで『新情報7daysニュースキャスター』は継続になったワケ

　TBS安住紳一郎アナが司会を務める『ぴったんこカン・カン』（金曜午後8時～）が9月に打ち切られることがわかった。

　その安住アナが、10月から放送する朝の新情報番組『THE TIME,』のMCを担当することが決まった。そこで最大のネックとなるのが、安住アナの“過重労働”問題だ。

　現在、安住アナは同局の『ぴったんこカン・カン』（9月に終了予定）、『新情報7daysニュースキャスター』のほか、『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』、『東京VICTRY』、そしてTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』を担当している。

　土曜の『ニュースキャスター』、日曜の『日曜天国』は生放送であるため、帯番組の『THE TIME,』に出演するとなると、前代未聞の“週7勤務”になってしまう。さすがにそれは回避しなければならないため、現在の担当番組を継続するかどうか同局内での検討課題となっていたという。

「『ぴったんこ』はロケ番組ですが、新型コロナウイルスの影響でロケが難しくなり、最近では休止になったり、過去にオンエアしたものを再編集して放送したりすることが増え、視聴率もすっかり低下しました。コロナの感染状況は依然変わらず、ロケは今後も難しい。かつ移動時間がかかり、現場での拘束時間が長いため、安住アナが続投するのは困難。その結果、打ち切りが決定したようです。
『キンスマ』は中居正広ありきの収録番組で、安住アナは毎回出なければならないというものでもないので、こちらは続投する方向のようです。『東京VICTRY』はハッキリしていないみたいですが、土曜早朝の収録番組で、たいした視聴率も獲っていないので、安住アナが続投するしないは大きな問題ではないようです」（スポーツ紙記者）

　そこで、最大の懸案事項となったのが、『ニュースキャスター』と『日曜天国』をどうするかだったという。

「安住アナは『ラジオはライフワーク』と言って、『日曜天国』への出演続行を希望したため、こちらは継続となりました。『ニュースキャスター』は安住アナが降板して、別のアナウンサーが担当することも検討されたようです。ですが、この番組は安住アナとビートたけしのコンビありきの番組。視聴率（ビデオリサーチ調べ、関東地区）は世帯15％、個人8％を超える週もあるほどで、TBSきっての人気情報番組と言っていいんです。ところが、人気者の安住アナを降板させたら、視聴率降下は確実。局としてはどうにか続投してもらいたかったのです。ですが、そうすると安住アナの過労が問題になってしまう。そこで、新番組の『THE TIME,』は月曜から木曜を担当し、金曜は香川照之が司会を務めるという究極の決断につながりました。これで安住アナは金曜定休で決着したワケです」（同）

　とはいえ、“週6勤務”でも、かなりのハードワークになるわけで、安住アナが過労で倒れないことを願うばかりである。