M-1グランプリ2021開催決定、「3回戦復帰」で有名どころは有利? 注目株はアルピー、ランジャタイ、キュウなど
#M-1グランプリ
漫才日本一を決定する『M-1グランプリ2021』の開催が決定し、7月3日からエントリーが開始された。同日15時からは、M-1グランプリの公式YouTubeチャンネルにて特別番組を生配信。MCの川島明とゲストのトレンディエンジェルが、注目芸人たちに生電話し、出場の意思を確かめた。
番組中に電話をしたのは、昨年優勝のマヂカルラブリーのほか、アキナ山名、おいでやす小田、オズワルド伊藤、錦鯉、アルコ&ピース平子など。マヂラブは不出場を明言したが、その他の芸人たちはいずれも出場を表明した。
「昨年も結果を出している有力どころが出場するのは当然として、今年がラストイヤーとなるアルコ&ピースが出るのは楽しみです。そもそもネタはずっと高く評価されているコンビですし、THE MANZAI2012では3位にもなっている超実力派。インディーズ芸人時代には、マヂラブの野田クリスタルと苦楽を共にしてきた2人なので、物語性もある。そして何よりバラエティ番組で結果を出しているコンビが、賞レースに挑戦するというのも楽しみです」(お笑い事務所関係者)
昨年は、新型コロナウイルス感染防止のため1回戦は無観客で開催。「3回戦」が省略され、予選のネタ披露が例年より1回少なかった。しかし、今年の予選はすべて有観客で、また3回戦も復活。昨年より、1ラウンド増えることとなる。
「昨年は3回戦がなく、2回戦の次が準々決勝だったということもあり、2回戦がとんでもない激戦になっていたんです。そのおかげで、有名コンビが2回戦でバッサリ落とされてしまい、審査基準に疑問を抱く関係者も多かった。でも、今年は3回戦があるので、もうちょっと慎重に審査ができるはずです。仮に2回戦であまりウケなくても、それなりに実績があるコンビであれば3回戦までは進めるはずで、そこで挽回することもできる。力があるコンビにとっては、助かるでしょう」(同)
今年の大会で特に注目されているのは、どんな芸人たちなのだろうか。劇場に携わる構成作家はこう話す。
「見取り図、ニューヨーク、オズワルドなど、昨年の決勝進出者はもちろん優勝候補で、なかでもオズワルドがかなり仕上がっていますね。おいでやすこがや錦鯉については、昨年のようなインパクトはないので、新機軸のネタがないと難しそう。
そのほかには、ゆにばーす、カベポスター、令和ロマン、ダイタク、カナメストーン、コウテイ、ママタルトあたりに期待がかかっています。また、マヂカルラブリーが優勝したことで、攻めた芸風でも勝ち残りやすい空気ができているので、ランジャタイ、キュウといった変化球のコンビの決勝進出も十分ありえる。M-1は無名であってもしっかり“抜擢”するので、多くの芸人にチャンスがあるでしょう」
今年もまた、新たなスターの登場に期待できそうだ。
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