flumpoolも…アミューズで相次ぐタレントの「社内独立」 本体の“迷走”への抵抗か
#ONE OK ROCK #神木隆之介 #佐藤健 #アミューズ #flumpool
ロックバンド・flumpoolが7月1日、所属していた大手芸能事務所アミューズから独立し、新会社を設立したことを発表した。今後は、アミューズ傘下のA-Sketchと業務提携となる。
「完全な独立ということではなく、“社内独立”というような形です。もちろん、将来的に“完全独立”となる可能性もあるとは思います」(レコード会社関係者)
同様のパターンとしては、今年4月には俳優の佐藤健と神木隆之介がアミューズから独立し、新会社「株式会社Co-LaVo」を設立。この「株式会社Co-LaVo」はアミューズが出資している。また、ONE OK ROCKも同様にアミューズから独立し、アミューズのマネージャーが代表を務める新会社「株式会社10969」に移籍した。
「佐藤健、神木隆之介、ONE OK ROCKもまさに“社内独立”ですね。大手芸能事務所では、タレントが“子会社”に移籍するということは珍しくありませんが、“社内独立”というのは珍しいと思います」(同)
“社内独立”が相次いでいるアミューズ。いったい何があったのだろうか。
「近頃の日本の芸能界は、芸能事務所が主導権を握っていくシステムから、タレント本人が主体となって動いていくシステムへと、ゆるやかに移行しています。吉本興業の“エージェント契約”はまさにその例ですし、近頃いろいろな事務所から独立するタレントが増えているのもその流れ。アミューズもまた、同様に“タレント主体”のスタイルに変化しつつあるのでしょう」(芸能事務所関係者)
しかし、アミューズの場合は、社内の“妙な動き”も影響しているようだ。
「アミューズは2019年に当時45歳の中西正樹氏が社長に就任していますが、社内ではこの人事に反発する声も多かったんですよ。中西社長はサザンオールスターズのマネージャー出身で、いわば桑田佳祐の懐刀。アミューズにおいて桑田は絶対的な存在なので、当然の人事かと思いきや、やはり45歳での抜擢ということで、納得いっていない上層部も多かったようです」(同)
さらにアミューズは、山梨県富士河口湖町に「アミューズ ヴィレッジ」を創設。東京の旧本社もオフィスとして活用しつつも、本社機能を「アミューズ ヴィレッジ」に移転した。
「コロナ禍でリモートワークが定着していた結果の大胆な本社移転ですが、やはりこの決定に不満を抱える社員も多い。タレントにしても、富士山麓に拠点を置いて活動はしにくいでしょう。“社内独立”という形であれ、“独立”するというのは、迷走するアミューズ本体に対する抵抗なのだと思われます。今後も、まだまだいくつかのタレントが独立に向かうかも知れません」(同)
富士山麓に本社移転という“奇策”は、果たして成功するのだろうか。アミューズ所属タレントたちの動きに、その結果が現れることとなりそうだ。
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