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日刊サイゾー トップ > エンタメ > お笑い  > ダイアン津田の唯一無二のかわいげ

ダイアン津田「この水飲めますよー!」 “上に弱くて下に強い”個性は唯一無二のかわいげ

ヤンキーのために水道水を毒味した津田

 2019年8月19日放送『にけつッ‼』(日本テレビ系)にダイアンはゲスト出演。ここで、津田に関する数々の逸話が紹介された。まずは、下の芸人に対する厳しさについて。証言者はケンドーコバヤシだ。

コバヤシ 「(津田と)2人で大阪のたこしげ(関西芸人のたまり場的居酒屋)に行ったら、そこに若手芸人が思い切って来てたんですよ。『若手だけど僭越ながら来させていただきました』と。そしたら、(津田が)めっちゃ怒ったんです。『お前らみたいな奴が来てええとこちゃうんじゃい!』って。そして、その若手と一緒に飲むことになったら『お前ら、こんなん珍しいことやぞ、コバヤシさんがこう言うてくれるのは。(拳を握って)俺やったら行ったるけどな!』って」
津田 「そら、カマしとかんと(笑)。コバヤシさんとすぐ飲めるなんて早いですよ、そんなん」

 彼の“上に弱い”一面はもっと強烈だ。どちらかといえば、こっちが津田の本領だ。

ユースケ 「もう、中学の頃からですよ。強そうなヤンキーがいたらペコペコして。水道の水を自ら飲んで『この水、飲めますよー!』って(笑)。先に毒味してから『この水飲めます!』って」
津田 「毒味したんです、ヤンキーの先輩に『この水飲めますよー!』言うて。俺が発見しましたから、そこの水を飲めることを俺が発見したからや! 俺が発見した水脈!! いざというときに飲んでくださいということですよ。カッコええやないかい!」

 この水道水エピソードについては、6月20日放送『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)にて津田本人がより詳しい顛末を明かしている。

「(中学時代は)バレー部です。ほとんど行ってなかったです。ヤンキーの先輩がおって、めっちゃ怖かったんですよ。あの当時、『水飲んだからあかん』っていうのあったじゃないですか。でも、喉乾き過ぎて、トイレ行ってトイレの水を飲んでたんですよ。そしたら、そのヤンキー先輩がちょうどトイレに入ってきて『何してんねん』って言われて、その先輩に『この水飲めますよ~』って言ったんですよ。そこで僕めっちゃ殴られて、そこから(部活に)行くのやめました」

 冷静に聞くと救いのない話だ。しかし、ユースケのイジりありきだと途端に「悲惨」から「笑い」のシマに印象がチェンジする。しかも、そのユースケもイジられの対象としていつでもスイッチ可能なのだ。

 凸凹コンビは何度も見てきたが、東京進出後のダイアンは凹凹コンビとして活躍中。「ポスト千鳥」的なポジションからは脱却し、すでに唯一無二だ。芸人に必須と言われる“かわいげ”は、2人とも十分である。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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最終更新:2021/07/05 18:00
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