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ダイアン津田「この水飲めますよー!」 “上に弱くて下に強い”個性は唯一無二のかわいげ

ダイアン津田「この水飲めますよー!」 上に弱くて下に強い個性は唯一無二のかわいげの画像1
吉本興業公式サイトより

 長らく、お笑い界では力量が凸凹の2人で組むコンビが多かった。だからこそ「じゃないほう芸人」という言葉が生まれたのだし、「うなずきトリオ」(ビートきよし、島田洋八、松本竜介)はそのルーツ的存在だ。

 一方、力量が50:50の2人組といえば? パッと思い浮かぶのはとんねるず、ダウンタウン、さまぁ~ずなどだ。ある時期まで、こういうコンビはなかなかにレアだった。

 ただ、昨今は流れが変わった印象。どちらに打順が回って来ても大丈夫、そんなコンビが確実に増えた。中川家、バナナマン、おぎやはぎ、ブラックマヨネーズ、サンドウィッチマン、千鳥、かまいたち、霜降り明星などなど、枚挙にいとまがない。

 では、「どちらをイジっても大丈夫」というコンビになるとどこになる? そうなると、ダイアンの右に出る存在はいないと思うのだ。

上にへつらい、下に厳しい津田に「ピエロが乗る玉を選ぶな」

 6月26日、7月3日放送の『ゴッドタン』(テレビ東京系)にて、2週にわたり恒例企画「バカヤロウ徒競争」が行われた。スタート直前にゲストを怒らせるコントを披露し、それを見た芸人が怒りの力でどれだけ速く走れるかを競うという趣旨である。

 ここにダイアンは参加した。今回、主にターゲットになったのはユースケのほう。「お笑いのセンスはあるけどカリスマ性はない」というイジられ方を彼はされている。

 では、ツッコミの津田篤宏はどんなイジられ方をされがちか? 6月27日放送『マルコポロリ!』(関西テレビ)に出演した中山功太は、大阪NSC22期の同期生としてダイアンの2人をこんな風に評価した。

「ユースケ君はむっちゃ好きです。僕からしたら(同期では)ユースケ、(とろサーモン)久保田、山ちゃん(南キャン山里)が(才能で)トップレベルやと思います」

「津田はね、上の人にイジられるときは嬉しそうに楽しくやってるんです。でも、芸歴が下の芸人さんにテレビの本番でイジられて、それって当たり前のことじゃないですか? でも、“コロコロチキチキペッパーズがYouTubeと『アメトーーク!』でイジった”って言って詰めてるわけですよ。『お前、何か言うてくれたらしいのう』って。上に行く分にはいいけど、下の芸人に行くのは芸人として一番カッコ悪いと僕は思うんですね。ピエロが乗る玉を選ぶな、クソが!」(中山)

 この「上にへつらい、下に厳しい」という個性が笑いに着地する稀有な存在が津田だと思うのだ。ただの太鼓持ちじゃない。そして、昨今流行りつつある“クズ芸人”(岡野陽一、空気階段・鈴木もぐら、コロチキ・ナダル等)というカテゴリーとも少し違う。

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