坂上忍「東京五輪テレビで応援?」諦め白旗ムードに…数々の識者をまくし立てた気概もここまでか
#坂上忍 #緊急事態宣言 #東京オリンピック #バイキングMORE #まん延防止等重点措置
坂上忍が2日、MCを務めるフジテレビ『バイキングMORE』に出演。これまで東京オリンピック・パラリンピックに批判的な意見を続けてきたが「テレビで一生懸命応援する」と態度を軟化させた。
1日、菅義偉首相は記者の取材に応じ、五輪の観客の判断時期を問われると、まん延防止等重点措置、緊急事態宣言の期限である11日までの状況で判断し「重点措置を継続する、あるいは取りやめる、あるいは緊急事態宣言、そういうことを来週にも決めなければならない状況にある」と答えた。
坂上はこの回答に「日々ウイルスって進化してって、(感染者)数値もこう出てってる訳じゃないですか! 11日までに決める必要なんてどこにもなくて、先手打つんだったら今日でいいじゃないですか!」と熱く反論。
内閣官房の担当者が、五輪選手が濃厚接触者に認定された場合でも、大会に出場できる方向で調整中であると明かしたことが紹介されると、テニス四大大会「ウインブルドン」で濃厚接触者に認定された選手が出場不可になったことを上げ「選手を守り大会を守るための厳しい判断をされてるってこと。なんでウインブルドンができるのにって話なんだけどなぁ」と諦めたように呟き顔をしかめた。
と、この日も約1時間の尺で政府五輪批判を繰り広げたのだが、この特集が終盤にさしかかるといつもとは様子の違う言葉が。
「でもツッチー、僕らはテレビで一生懸命応援するっていうことですよね」
土田晃之からコメントを求める形の発言ではあるが、開催されるであろう五輪に、初めて前向きな発言をしたのだ。
同番組内で五輪批判を繰り返してきた坂上。
2月には2024年への延期を望む坂上と、それを我が儘だという元JOC参事の春日良一氏とで意見が対立。
坂上は「オリンピックって歴史があって大層なものなのかもしれないけど、オリンピックを全肯定してる人ばっかりじゃなくて、意味があるないじゃなくて、ちゃんと物理的にできるのかできないのか100%の状態でできるのかできないのか、そもそもコロナ禍に置いて命の重さとオリンピックをどうバランスをとって開催していくっていうところの方がオリンピックの意味合いよりもよっぽど大事だと思いますよ!」とオリンピックを特別視する人への反論を早口でまくし立てた。
さらにその翌日、北村晴男弁護士とも対立し、テレビとは思えない言い争いを見せた。
5月27日の放送では「オリパラ開催後に緊急事態宣言を発令せざる得なくなった場合は、菅さんも小池さんも辞任しますくらいのことを公言しないと納得できない」と責任問題について言及、6月3日の放送では菅首相が五輪開催について分科会に諮問しない考えを示したことに「やり方が卑怯」と非難。開催が迫ってきてもその批判は弱まることはなかった。
政府の強硬姿勢に坂上は「なんとなくこのままやるんだろうなってわかってきた」と開催されることを受け入れつつもそれに異議を唱える立場を崩さなかった。
そのため、「開催されたら放送すんの?」と番組内でどのように五輪を報道をするのか心配、あるいは楽しみにする視聴者の声も上がっている。
結局、土田はこれに「そうですね、はい」と応じつつ「でも、最悪の事態の時に誰がどういう責任を取ってくれるのか」とコメント。
坂上も「そこなんですよね」と難しい顔で乗っかり、いつも通りの“坂上”で締めくくられてしまったのだが、今日がいよいよ五輪報道に向けて舵を切ったその日なのかもしれない。
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