これぞ「THE 中華そば」! 夏の疲れた時こそ食べたい名店再現系カップ麺3選
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日増しに暑さが増している今日この頃。食欲があまりなくなってきますよね。ひとえにラーメンを食べると言っても、こってりな二郎インスパイアや家系などは暑苦しいと感じるようになり、だからといって冷たい麺もちょっと食傷気味。
そんな時食べたくなるのが、昔ながらの「中華そば」的な一杯。ギトギトのごついラーメンで力をつけるのも夏バテ対策には良いですが、こってりでも冷やし麺でもない、適度に胃を満たしてくれる存在が欲しくなるのではないでしょうか。
そこで今回は、最近発売された名店再現系のカップ麺のうち、今食べたい「中華そば」的な商品を3品ご紹介していきます。
昆布と山椒で食が進む! ローソン限定「中華蕎麦にし乃 山椒そば」
まずは、ローソン限定で発売された日清食品の「中華蕎麦にし乃 山椒そば」238円(税込)。東京・本郷三丁目にある人気店で、ミシュランガイドにもビブグルマンとして2019年から3年連続で掲載。同じグループ店の「らぁめん小池」と「キング製麺」もミシュランガイドに掲載中という離れ業を成し遂げています。
店名「にし乃」の由来は、店主が「乃」木坂46の元メンバー「西野」七瀬さんのファンだからだそうで、新時代のラーメン店という雰囲気を強く感じます。お店のメニューは「中華そば」と「山椒そば」の2枚看板、いや、2枚センターで、「肉ワンタン」や「海老ワンタン」といった選抜メンバーが脇を固めています。今回のカップ麺で再現されているのは両センターのうち「山椒そば」。
鶏ガラや豚ガラベースの醤油味のスープで、昆布や煮干しも効かせています。薄口醤油を用いた澄んだ色味とやさしい味わいで、塩ラーメンスープと言っても違和感ありません。醤油ラーメンだと言われなければ、多くの人が塩ラーメンだと認識しそうです。
口に入れてまず感じるのが鶏や豚の動物系のちょっと派手めなだしの味。そこから徐々に強くなってくるのが昆布の旨みで、昆布ならではのやわらかみが太く感じられるようになります。スープの味を力強く持ち上げている印象。後味で煮干しが香り、カップ麺離れした複雑な味を演出していますが、昆布のやわらかさが主役のスープと言って良さそう。
「山椒そば」の主役である山椒の香りが、効きすぎない程度に感じられます。いやーこれは爽やかですね。アツアツのスープですが、涼しい風が吹いているかのようです。これなら夏バテでも食べられそう。
麺は、しっとり感、歯切れの良さが目立つ低加水麺食感のノンフライ麺が使われています。小麦の甘みが目立っており、スープの昆布の旨み、甘みをグッと持ち上げているように感じました。
タテ型カップながら複雑な味わいのスープに加え、麺もノンフライ麺を使っていますが、具も大きな特徴はないものの、チャーシューチップ、ナルト、そしてネギがしっかり入っていました。
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