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みやーんZZの「RadioEdit」#21

石橋貴明、アイルトン・セナとの伝説のカート対決を振り返る!「俺が最も輝いていた時代」としんみり

石橋貴明、アイルトン・セナとの伝説のカート対決を振り返る!「俺が最も輝いていた時代」としんみりの画像1
TBSラジオ『日本生命 presents 石橋貴明のGATE7』公式サイトより

 こんにちは。ラジオ書き起こし職人のみやーんZZです。いつも聞きまくっているラジオの中から興味深かったエピソードを紹介する連載の第22回目。

 今回は2021年6月27日放送のTBSラジオ『日本生命 presents 石橋貴明のGATE7』の中から石橋貴明さんがアイルトン・セナとカート対決を振り返ったトークです。

 1990年代の自身を語るトークの中で、93年に日本テレビ系の番組『とんねるずの生でダラダラいかせて!!』で行われたF1チャンピオン、音速の貴公子ことアイルトン・セナとのカート対決を振り返った石橋さん。「懐かしいな。この頃、青春だったな……」と話し始めます。

 アイルトン・セナはその生涯で2回しかバラエティ番組に出演したことがなく、1回が母国ブラジルのバラエティ番組。そしてもう1回が日本の『生ダラ』での石橋さんとのカート対決だったようで、奇跡に奇跡が重なってセナとの交渉が成功したんだそう。

「当時、フジテレビでF1を放映していたので、日本テレビの『生ダラ』にセナが来るなんて言ったら絶対に潰されてしまうと思って。一切、誰にもしゃべっちゃいけないっていう箝口令の中、セナがあの千葉のサーキット場に来た時はもうね、震えましたね」と当時の興奮を話す石橋さん。

 「セナはとにかくすごい紳士で、僕らに気を使わせないようにいつも陽気に振る舞っていたんですけど。ただ、乗るカートの調整になると一変して。カートのブレーキやアクセルの調整をする時の目は、怖かったですね。カート屋のおじさんも背中が汗びちょになりながら調整してました」と振り返ります。

 そうしてセッティングしたセナのカートのエンジン音は、ほかのカートとは全く違うものになっていたそうで、「こんなにエンジンの音って高い音が出るんだっていう。全く回転数が落ちないんですよ。あのセナのすごさは、本当に見たものにしかわからないですね」と話していました。

 そんな石橋さんとセナとのカート対決ですが、実は2回目の対決も予定されていたようです。「もう一戦、次はブラジルでやろう」と提案されていた日程がちょうど、石橋さんの出演していたハリウッド映画『メジャーリーグ2』のロサンゼルス・チャイニーズシアターでのお披露目試写会とぶつかっており、「映画の試写会があるから行けないんだよ、セナ」「わかった、タカ。秋にやろう」という話になっていたそう。

 その後も「タカ、どうしている? 元気なのか? 秋、楽しみにしているから」というメッセージが届くなど、セナ自身も石橋さんとの再戦を楽しみにしていたようなのですが、セナはF1サンマリノグランプリでの事故により亡くなってしまい、結局実現しなかったのでした。

 そんなセナとの思い出を話しながら「俺が最も輝いていた時代ですね」と振り返っていた石橋さん。当時の日本のテレビ業界のパワーをうかがわせるスケールの大きなお話でした。

みやーんzz(ラジオ書き起こしサイト運営者)

2011年頃から趣味でラジオの書き起こしをスタート。記事は自身のサイト「miyearnZZ Labo」にて随時更新中。

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最終更新:2021/06/30 21:00
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