博多大吉「自由が一番不自由なんだよ」バイキングで“占う”来し方行く末
#マツコ・デラックス #有吉弘行 #千鳥 #テレビ日記
マツコ・デラックス「(バイキングでは)普段食べないものを食べたいのよ」
さて、25日の『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)でも、視聴者からのメールをきっかけに、マツコ・デラックスと有吉弘行の間でバイキングの話が盛り上がっていた。
「先日、泊まったホテルのモーニングでオムレツを作ってくれるサービスがあり、『プレーン』『キノコとベーコン』『チーズ』の3択だったのですが、つい欲張って『キノコとベーコンとチーズで作ってもらえませんか?』とお願いしました。しかし、他のお客さんはだいたいプレーンでした。私には絶対ない選択です」
そんな視聴者からのメールに、有吉は「ほとんどプレーンなの?」と驚いた。オムレツの中に何でも入れていいと言われたら、自分は何か入れてしまう、と。そんな有吉に、マツコは「え……私プレーンだと思う」と戸惑った。バイキングには他にもいろいろな料理があるのだから、オムレツにまで具を入れてしまうのはいかがなものか、と。
これに有吉は反論。ビジネスホテルのモーニングにあるバイキングのメニューは「ろくでもない」ものが多い。シャケも小さい。ベーコンもカリカリだ。できたてでおいしいものは、目の前で作ってくれるオムレツぐらいしかないのだ。この反論をマツコはいったん「なるほど」と受け入れるものの、「でもね」と再反論する。自分は炭になる直前のようなカリカリのベーコンのほうが好きだ。なぜなら――。
「私、普段食べないものを食べたいのよ。ベーコンあんなにバカみたいに家で焼かないじゃん。ああいうところでは、親の仇みたいに焼いててほしい」
2人のバイキングトークが始まる前、番組ではオカリナ(おかずクラブ)が東京都内のワンタンがおいしいラーメン屋をめぐるVTRが流されていた。以前の放送で、「ワンタンが好きだ」「ワンタンは具ではなく皮を楽しむものだ」とマツコと有吉が盛り上がっていたことから派生したロケだが、そのVTR冒頭、オカリナは「聞いたことあります? ワンタンが一番好きっていう人」と2人の嗜好に疑問を呈する。
「王道なもの好きって言っちゃダメな呪いとかにかかってるんじゃないですか?」
マツコと有吉は食の好みについては意見が重なることが多い。まさにワンタンがそうなのだけれど、それは2人が同じ“呪い”にかかっているからかもしれない。が、そんな同じ“呪い”にかかっているかもしれないマツコと有吉でさえも、意見が分かれてしまうバイキング。トークの巧者が対立点を模索し合いながら展開した話という側面を割り引かなければいけないけれど、やはりバイキングには関わるものの人間性を浮き彫りにしてしまう何かを見てしまいたくなる。
目の前の選択肢から何を選び、どう並べるか。そんなシンプルな行為だからこそ、そこにはその人の来し方行く末が反映されるのかもしれない。その人を導く何かが見えるのかもしれない。――って、なんだか最終的に占い師みたいになってしまった。
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