木村拓哉親子に“社運”を託すことになった大手映画会社・東映の事情
#木村拓哉 #東映 #Koki
俳優の木村拓哉と歌手の工藤静香夫妻の次女でモデルのKōki,がホラー映画『牛首村』(清水崇監督、公開日未定)に主演し、女優デビューすることが先ごろ、発表された。
『呪怨』シリーズなどで知られる清水監督による『犬鳴村』(20年、三吉彩花主演)、『樹海村』(21年、山田杏奈・山口まゆ主演)に続く『恐怖の村』シリーズ第3弾。北陸地方に実在する心霊スポットで物語は進む。
各メディアに対して清水監督は、『(Kōki,の)ミステリアスな存在感と物おじしない物腰、時折、垣間見える負けん気に大きな魅力を感じています』などと期待のコメントを寄せた。
「とにかく、集客することが優先のようで、そうなると話題性のあるKōki,を起用するのも納得。ホラー映画なので、絶叫するシーンや恐怖におののく表情のアップなどが多いので、あまり演技力は必要なさそう。そうでなければ演技が素人のKōki,の抜てきはなかったはず」(映画業界関係者)
とはいえ、どうやらKōki,の起用は父・木村拓哉の“バーター”だったという話も。
『牛首村』の配給元は東映だが、「週刊文春」(文芸春秋/6月24日号)によると、まだ公表されていないものの、この秋にもクランクインが予定されている同社の70周年記念作品は、木村にとって4年ぶりの時代劇になるという。
トヨタのCMでも演じた愛着のある織田信長役を演じるそうで、メガホンを取るのは『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督。相手役には国民的人気女優の名前が挙がっており、日本でもっとも有名な父と娘を同時期にキャスティングできた東映幹部はホクホクだと思われているが…。
「東映といえば、昨年、会長を務め日本の映画界に絶大な影響力のあった岡田裕介氏が死去。その岡田氏が製作総指揮を担った公開中の吉永小百合主演映画『いのちの停車場』は集客に大苦戦しました。もはや、自社もので客が呼べるのはスーパー戦隊シリーズ、仮面ライダーシリーズ、アニメ映画ぐらいになってしまった。なんとかして邦画のヒット作を出したかったところにキムタク親子の主演作ゲットに成功。裏を返せば、その2作が外れたらシャレにならない事態になってしまいます」(映画担当記者)
オファーを受けた時点で、キムタク親子は絶大なプレッシャーを背負ってしまったようだ。
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