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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 『関ジャム』イジられる亀田誠治

『関ジャム』東京事変を特集! 椎名林檎から「歌入れしづらい」、浮雲から「ギターはいらなくなる」とイジられる亀田誠治

椎名林檎フォロワーは多いが誰も追い付けない

 最後に掘り下げるのは、ヴォーカル・椎名林檎について。まず紹介されたのは、ライブでのパフォーマンス映像だった。それらを見て思ったのは、認識以上に拡声器を多用しているという事実。この辺り、遠藤ミチロウ(スターリン)からの影響か? あと、頻繁に体勢を半身にして歌うのは戸川純からの影響だろうか? 

 それらの要素はあるにせよ、溢れんばかりのオリジナリティが彼女の持ち味だと思う。音楽プロデューサーの本間昭光はヴォーカリスト・椎名林檎をこう評した。

「世の中には“椎名林檎フォロワーヴォーカリスト”みたいなのがいっぱいいるんですけど、誰も追い付けないです。もう、先行っちゃってるから」(本間)

「ポスト椎名林檎」と呼ばれる女性ミュージシャンを、今までたくさん見てきた。世のロックリスナーは椎名林檎っぽい歌い方のヴォーカリストをたくさん知っている。でも、二番煎じはやはり二番煎じ。誰も椎名林檎になることはできなかった。

 どうやら、東京事変特集は次回も続く模様。予告映像にちょっと気になるやり取りがあった。椎名がKing Gnuの楽曲制作を紐解くようだ。

椎名 「常田さんなんか、(曲を)どうやって書いてらっしゃるんですか?」
常田 「レディオヘッドよりはオアシス」
椎名 「あっ、そうなんですか……!」
常田 「そう、アホっぽい感じというか(笑)。愚直な感じ?」

 これは、意外な回答! 何しろ、常田が手掛けるプロジェクト・millennium paradeの『2992』はレディオヘッドの『The National Anthem』を彷彿させると評された楽曲である。彼の活動を踏まえると「レディヘよりオアシス」という一言は含蓄のある言葉に聞こえてくる。

 また、常田の言葉を受け「そうなの!?」と意外そうな表情を見せた椎名のリアクションも刺さった。彼女はかつて、ライブでレディオヘッドの「creep」をカヴァーしたことがあったはずだ。

 今夜は、先週よりもっと音楽寄りの話を聞くことができそうだ。あと、東京事変に常田と勢喜が参加してのセッションが行われるかも注目したい。

寺西ジャジューカ(芸能・テレビウォッチャー)

1978年生まれ。得意分野は、芸能、音楽、格闘技、(昔の)プロレス系。『証言UWF』(宝島社)に執筆。

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最終更新:2021/06/20 21:00
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