この夏は「どん兵衛」の冷やしそばがアツい──爽やか? ジャンキー!「汁なし冷しカップそば」3選
#カップ麺 #カップ麺一行3昧 #冷やしそば
元祖ジャンキーな冷しそば! 大黒食品「冷したぬきそば」
最後に紹介するのは、大黒食品の「冷したぬきそば」198円(税別)。毎年春シーズンになると発売される、歴史の長い商品です。スーパーやドラッグストアなどで売られていることが多く、上の2商品に比べるとかなり安価で、概ね120円程度で売られていることが多いです。
大黒食品のホームページを見ると、1976年に「カップ麺『風雷大盛りざるそば』」という商品が出たと記載があることから、大黒食品はこの手の商品にいち早く着目していたことがうかがえます。元祖と言っても良さそう。現在は冷したぬきの他にも、「冷したぬきうどん」、「冷し中華醤油だれ」、「冷し中華ごまだれ」という商品がラインナップされています。
パッケージには「さわやかな美味しさ」と書かれていますが、上の2商品はジャンキーで「さわやか」とは程遠い味でした。こちらは本当にさわやかな味なのでしょうか。
かつおや昆布を効かせ、甘みをもたせた醤油味のつゆ。甘さが強調された味ですが、雑味がそれほどないため、かつおだしがすっきり感じられ、奇をてらっていないように感じられます。他の2品に比べるとつゆの味は多少おとなしめ。
麺は中細油揚げ麺のおそばで、縮れの強さが大きな特徴。強い縮れによってつゆとよく絡むことに加え、食感が最もカップ麺らしいものとなっています。つゆの味が比較的おとなしいためか、油揚げ麺のスナックのような風味も最も目立っており、つゆではなく麺からジャンキーな味わいが感じられました。
具として入っているのは、揚げ玉、ごま、ねぎ。揚げ玉の風味がジャンキーな味わいの中心になっていますが、揚げ玉だけではなく、ごまの風味もとても目立っていて、香ばしさが際立っていました。ごまが入っていない他の2品にも自分で用意して入れたいくらい好相性。でも、パッケージ書いている「さわやか」な味ではありません。
汁なし冷しカップそばはジャンキーなお味
カップそばの中でも、汁なしで冷して食べるそばを3品ご紹介しました。カップそばらしからぬ ジャンクさが特徴で、七味揚げ玉と海老揚げ玉を使ってうまくまとめ上げた日清食品、汁なし冷やしそばながら鴨だしを使って新しい方向性に向かった東洋水産、縮れ麺や粒ごまでを使った大黒食品。三者三様のジャンキーさで面白かったです。
それぞれに良さがあり、どれを食べても満足できるのでオススメですが、鴨だしの魅力によってジャンキーかつ新しさが感じられる東洋水産を特に推したいです。
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