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菅田将暉の主演作次第で大幅な路線変更が? フジ・月9ドラマの憂鬱

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菅田将暉

 俳優の菅田将暉が来年1月スタートのフジテレビ系ドラマ『ミステリと言う勿(なか)れ』で月9初主演を果たすことを先ごろ、各スポーツ紙などが報じた。

 各紙などによると、同作は田村由美さんが「月刊フラワーズ」で連載中のコミックをドラマ化。菅田が演じる主人公・久能整は天然パーマにコンプレックスを抱える大学生。友だちや彼女はおらず、カレーをこよなく愛し、豊富な知識と独自の価値観による持論をしゃべらずにはいられない変わり者である。

 第1話では身に覚えがない殺人事件の容疑者として取り調べを受ける中、事件解決の鍵や刑事たちの悩みに気づき、マイペースに話すうちに、いつの間にか事件の謎や人の心を解いていくという。

 早速菅田は7日深夜放送のニッポン放送『菅田将暉のオールナイトニッポン』に出演し早くも同ドラマをPR。「初月9主演ということで、『ミステリと言う勿れ』という作品。来年の1月、2022年の1月期ドラマです。あんまないでしょ、こんな情報解禁」と早過ぎる告知を苦笑。さらに、「何がヤバイって、もう、ほぼ撮り終わってるという…言って大丈夫やね。もう俺も何もできないんですよ。」と告白した。

「今年だけで菅田は主演映画4本が公開され、PR活動だけでも多忙な日々を送りつつも、4月期の日本テレビ系ドラマ『コントが始まる』に主演。コロナ禍に入ってから、万が一の事態を想定して各局のドラマの収録はかなり早い段階で終わることが多い中、菅田は今後、次回作のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に入るので、このタイミングしか月9の撮影をするしかなかった。とはいえ、ここまで早いのは異例ともいえる」(テレビ局関係者)

 放送中の『コントが~』は19日放送の最終回を残し、12日放送の第9話まで平均世帯視聴率が1度も2ケタに乗らず。放送されている土曜午後10時枠はなかなか高視聴率が期待できないだけに、菅田のドラマも“壁”に当たってしまたようだが、それが月9の不安要素のようだ。

「とりえあえず、ひと通り名のある役者は起用し尽くした。そんな中、“最後の砦”とも言えるのが菅田。菅田で当たらなかった場合、これまで起用経験があり、さらにある程度数字の取れている役者をなるべく主演に起用する方針に変更することになりそうだ」(フジ関係者)

 菅田のドラマの結果次第ではニュース記事から、『月9初主演』の肩書が消えるかもしれない。

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし

最終更新:2022/01/07 14:59
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