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高齢者とポリコレの現実

ジェンダー、LGBT、外国人……「森発言のどこが女性差別?」老人とポリコレの不協和音

あいさつ代わりに女性社員の尻を触る

――男性のみなさんは働き盛りの頃、職場に女性管理職はいましたか?

B いなかったね。女の人はほとんど事務補助。その中に男勝りの女性がいてね。……あ、これも差別発言か。その人にいつも「ちゃんと仕事しなさい」といじめられてました(笑)。

A 女性は生理があって感情が乱れるから、管理職には向かないかもしれないね。

――そういう言い方も不適切かと……。

C ウチの会社は管理職になった女性もいたけど、男性より倍以上の時間がかかった。たいていは結婚、出産で退職して、復帰する人も少なかったよ。

――“昭和”の会社では、女性社員はお茶汲みをさせられていたイメージがあります。

C 「お茶汲みをしなさい」と命じたことはなかった。ほかの男性社員もそんなことは言わなかったけど、当たり前のようにやってたね。私よりも年上の女性が灰皿の灰を捨てたり。入社した当時、「社会人ってこうなんだ」と思った。

D 結婚前に働いてた会社では、秘書の先輩女性から花嫁修業としてお茶の淹れ方やいろんなことを教え込まれたの。それはまぁ、結婚後の生活ではプラスになったけど。

B やっぱり、お茶は男性より女性に出されたほうが気分いいよな!

E はぁ? お茶なんて自分で用意すればいいでしょ。そんなことを言う男より女のほうが本当は頭がいいと思うし、男より長生きする女のほうが生命力が強いんだから、女性はもっとキャリアアップできたはずなんだけど、昔はキャリアを積めるような職場、職種が少なかった。ヒドい時代だったわ。

――セクハラはありましたか?

A 洋服屋の店長をやってた頃、女の子を3人くらい雇ってて、尻は触り放題だった。今だと訴えられちゃうんだろうけど、当時は女の子も「もう~!」というノリで済ませてた。でも、好みじゃない子は触らない。豊満な子とかは触りたくなる。おっぱいも触ってた。

B 俺も「おはよう~」とあいさつ代わりにお尻を撫でてた。親しい子には下着の色を聞くこともあった。でも、あんまり嫌がってなかったね。

E 呆れるわ、何もわかってないのねぇ。昔は、そういうことをされても女の子は愛想笑いして受け流すしかなかったわけ。露骨に嫌がると、職場の人間関係がこじれて働きづらくなるのを恐れたから。でも、好きでもない男に体を触られたくないに決まってるでしょ。男性は女性の肩ひとつ叩くのもやめたほうがいい。

――近年は、#MeToo運動といってセクハラや性暴力の告発が活発化しました。

E 繰り返しになるけど、これまでいろいろこらえてきた女が復讐できる時代になったってこと!

C 私は体は触ってないけど、若い女性社員と飲みに行ったときに「早く結婚しろよ」「彼氏はいないのか」くらいは言ってたっけ。それも今じゃセクハラになるんだろ?

D だって、職場の宴席でそんな発言をする必要ある? 女性社員は芸妓さんじゃないんだから、男性がわきまえるべき。とにかく、根本的に女性は男性に従属するものじゃないってことを男性はもっとわかってほしい。

――ちなみに森氏の辞任後、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長に就いた橋本聖子氏は、過去にフィギュアスケートの髙橋大輔選手に無理やりキスをしたことが再び取り沙汰されました。

B 過剰反応でしょ。

A 大ちゃんはかわいいから、俺も女だったらセクハラしたくなるよ。

E その考えはどうかと思うけど……重箱の隅を突くようになんでもかんでも叩く人は、自分の今の生活に対して不満があるのかな。格差社会のせいかしら? 貧しくても心が豊かでありたいわ。

――ちょっと論点がズレてきたので……話を変えましょう。

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