トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > YouTuber  > 無名ギャガーが芸人仲間から注目受けるわけ
怪奇!YesどんぐりRPG

『怪奇!YesどんぐりRPGちゃんねる』ほぼ無名のギャガーが芸人仲間から「ギャグユニットの正解を出した」といわしめる理由

テレビバラエティでギャガーに需要はあるのか?

 最近のお笑いブームにのってさらに露出を増やしている彼らだが、現在のテレビの使い勝手として、ギャグというジャンルはどうなのだろうか。

 個人的には、最近のテレビの「無名の芸人は、ネタでもトーク中でも、できる限り短い時間で笑いをとってくれ」という需要に、非常にマッチしていると感じる。

 そもそも芸人の感覚でいうと、「ギャグ」というネタの応用性は抜群に高い。ギャグとは「会話の流れに関係なくできる超ショートネタ」であり、かつ、「会話の流れに沿ってもできる超ショートネタ」なのだ。

 通常、ギャガーがギャグを作る際は、「喜怒哀楽を起点に発動できる」ギャグから作る。

 そうする事で、「言い合いになって怒った時」「誰かにたしなめられて謝る時」「ありがとうとお礼を言う時」など、「会話の流れに沿ってもできる」ようになり、ほぼどの状況でもギャグを差し込む事ができるようになるのだ。

 結果、ネタとしてのギャグだけでなく、トークの隙間、ロケコメントでの差し込み、ゲストへのギャグプレゼントなど、使い所が満載のギャガーに仕上がっていく。

 だがしかし、これは当然前提として「そのギャグが鉄板でウケる」という条件をクリアしていなくてはならない。

怪奇!YesどんぐりRPGのギャグの凄さ!

 その点でも、怪奇!YesどんぐりRPGは一歩抜きん出ている。彼らは「ギャグ」というネタを、猛烈に進化させている。従来のギャグは「動きとリズム」中心であったが、彼らのギャグは「動きとリズム」に加え、「答え合わせネタ」の要素も追加しているのだ。

 彼らのギャグの構成は「動きをフリ」にし、そのシチュエーションを最後の一言で伝え、「その答え合わせ」によって笑いにかえるというものだ。

 この手法を分かりやすくいうと、霜降り明星のネタの、せいやのボケと粗品のツッコミを1人でやってるようなもので、従来のギャグと比べて、抜群に台本がおもしろく、「ネタ」としての作品性を高める事に成功している、というわけだ。

 従来からある「ギャグ」のジャンルを、進化させ、パッケージ化し、かつ、SNSへの連動に成功した怪奇!YesどんぐりRPG。是非、彼らの活躍を、同ちゃんねるにてご視聴頂きたい。

 

吉松ゴリラ(お笑い芸人)

SHUプロモーション所属。 宮崎大学大学院首席。もともとコンビで活動をしていたが、解散後ピンへ転身した。

Twitter:@hidetaka111

Instagram:@h_yoshimatsu

YouTube「よしまつゴリラちゃんねる」

よしまつごりら

最終更新:2022/04/14 13:02
12
ページ上部へ戻る

配給映画