「96年組」からミシュラン一つ星獲得店まで~新旧レジェンドラーメン店を再現したカップ麺3選
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2.5倍のWスープ! サンヨー食品「青葉 中野本店監修 中華そば 濃厚2.5倍」
続いては、サンヨー食品の「青葉 中野本店監修 中華そば 濃厚2.5倍」220円(税別)。東京・中野に本店があるこちらも「96年組」の名店、「中華そば青葉」の味を再現したカップ麺です。
「中華そば青葉」といえば、現在では当たり前となった動物系だしと魚介系だしを組み合わせたWスープの元祖として知られ、後のラーメン店に与えた影響は計り知れません。そしてレジェンドでありながら、2015年には昨今の名店と呼ばれる指標のひとつであるミシュランガイドにも掲載され、その勢いは衰え知らず。25年もの間トップランナーとして君臨し続けることは非常に難しいことなのではないでしょうか。
「青葉」のカップ麺はこれまでにも定期的に発売されてきましたが、今回は創業25周年にかけて、Wスープのだしの濃さがいつもの2.5倍になっているとのこと。
鶏ガラや豚ガラといった動物系のだしと、かつおや煮干しなど魚介系のだしを組み合わせたWスープ。動物系は鶏ガラが強く、魚介系はかつおが強く感じられます。合わせる麺は、中太で縮れのついた油揚げ麺。具はチャーシューチップやメンマなどが入っていますが、ボリュームはあまりありません。
だしが以前の2.5倍の濃度になったことで、旨みがとても強くなっています。それでいてカップ麺にありがちな塩気が強くなってしまうことはなく、「青葉」らしいまろやかさも併せ持っていました。
だしだけではなく、油脂の量もかなり増えているようで、旨みに加えてこってり感も強くなっていました。2.5倍になったことで、むしろ実際のお店の味に近づいたような印象で、カップ麺離れした濃厚な旨みを楽しむことができました。スープが強力になった分、具がショボくなってしまったのはご愛嬌でしょう。
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