「96年組」からミシュラン一つ星獲得店まで~新旧レジェンドラーメン店を再現したカップ麺3選
#カップ麺 #カップ麺一行3昧
現在のラーメン文化の礎になったレジェンドラーメン店の「96年組」。今年で創業25年となりますが、いずれのお店も現在もトップランナーとして君臨し続けており、そのうちの「麺屋武蔵」と「中華そば青葉」のカップ麺が最近発売されました。そしてミシュランガイドでラーメン店初の一つ星を獲得した現代のレジェンド店「蔦」も、時を同じくしてリニューアル発売されています。
今回は、新旧レジェンドラーメン店の味を再現したカップ麺3品をまとめてご紹介していきたいと思います。
カップ麺オリジナルメニューのまぜそば ローソン限定「麺屋武蔵監修 真剣そば」
まずは、ローソン限定商品でエースコックの「麺屋武蔵 真剣そば」268円(税込)。東京・西新宿に本店があり、東京を中心に店舗展開する「麺屋武蔵」監修のカップ麺。「麺屋武蔵」といえば、「中華そば青葉」や「くじら軒」とともに1996年開業の「96年組」と呼ばれた名店です。
元祖行列のできるラーメン店として知られ、当時は2時間待ち、3時間待ちが当たり前といわれていました。他業態との積極的なコラボや、動物系だしと魚介系だしをかけ合わせるWスープ、そして派手なアクションで客を魅了する湯切りなど、後のラーメン店に与えた影響は大きく、現在のラーメン文化の礎を築いた店のひとつと言われています。レジェンド中のレジェンドですね。
お店のメニューは「つけ麺」と「ら~麺」がメインですが、今回はまぜそばで、カップ麺オリジナルメニューとなっています。お店のWスープの特徴を踏まえ、「魚介系」と「動物系」を組み合わせているようです。
お店のWスープを思わせる動物系と魚介系を組み合わせたしょうゆ味のたれに、縮れのついた太い油揚げ麺や、かつお節が合わせられています。お店のつけ麺などの味に比べると魚介よりも豚骨が強めで、Wスープと言うよりは、魚介香る豚骨醤油味という方が相応しいかもしれません。
豚骨醤油味のたれにニンニクがガツンと効いていてパンチがあります。以前は「麺屋武蔵」にニンニクのイメージはあまりありませんでしたが、最近はニンニク味の「らー麺」が登場しており、ニンニクも麺屋武蔵の武器のひとつとなっています。
たっぷりかかっている「辛魚粉」は、煮干しやかつお節の粉末と、唐辛子や花椒、そして粒ごまが入っています。名作カップ麺「辛辛魚」にも魚介と唐辛子の「辛魚粉」が入っていますが、それに比べると魚介が強く、辛さはそれほど強くありません。たれの味で弱かった魚介を「辛魚粉」によってバランスを取っており、お店のWスープの味を再現していまいた。
96年組のお店で創業25年の歴史がありますが、ニンニクや辛魚粉といった新要素を取り入れた、新しさを失わず前に進み続けるお店の姿勢を再現した一杯のように感じました。
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