安倍前首相が露骨なスルー! 河野太郎から遠のく首相の座…菅首相後任はどうなるのか
#安倍晋三 #自民党 #総裁選 #河野太郎
月刊「Hanada」(飛鳥新社)7月号の安倍晋三前首相のインタビューに、河野太郎周辺は驚きを隠さなかった。
9月末に任期満了を迎える自民党総裁選に関し、インタビュアーがポスト菅について、「世論調査では河野太郎さん、石破茂さん、小泉進次郎さんが人気で、辞めたばかりの安倍総理も候補に入っていますが」と河野を含む3人の有力候補の名前を挙げ、水を向けた。
しかし、安倍は「茂木敏光外務大臣は誰もが手腕を評価している。官房長官の加藤勝信さんには私の臥薪嘗胆時代から支えてもらい、アピールをせずに黙々と仕事をする珍しい政治家。下村博文さんも政調会長として党務で頑張っているし、岸田文雄さんは誠実な人柄で、外務大臣での実績は評価されています」と回答し、河野を含む3人の名前には一切触れなかった。
河野は、スルーされたのだ。
たかがインタビュー、されどインタビュー。河野の地元、神奈川県平塚市に住む長年の支持者は、「次の首相の世論調査でいつも1位の太郎の名前は挙げないのはおかしい。意図的としか思えない」と安倍の回答に首を傾げる。
読売新聞が今年3月5日から7日にかけ実施した、次の首相に相応しい自民党の政治家を問う世論調査で、河野太郎は26%で1位となり、2位の石破茂(19%)、3位の小泉進次郎(17%)を引き離した。菅義偉首相に至っては3%と大きく引き離された。
ネット世代の人気のバロメーターでもあるツイッターのフォロワー数は232万5千。安倍晋三前首相の225万5千を抜き、国会議員の中では最多だ。
抜群の発信力と突破力を買われ、今年1月18日に菅義偉首相に新型コロナウイルス感染症ワクチン接種推進担当大臣に指名されたのは記憶に新しいところだ。ワクチン接種という菅政権の命運を左右する重要な役割を担うと同時に次期首相となり得るか、手腕が試される局面に置かれている。しかし、ワクチン接種は65歳以上の対象者3549万人のうち、少なくとも1回接種した人が26.4%、2回目の接種を終えた人が3.5%(6月8日時点)と諸外国と比べても遅れ気味だ。
ワクチン接種は厚生労働省のみならず、総務省、防衛省、地方自治体など様々なプレイヤーとの協力・連携が不可欠となるので、遅れの責めを河野1人に負わせるのは酷かもしれない。だが、菅は河野の突破力と抜群の発信力に、それらの異なる組織を束ねることを求めていたはずだ。それが今は空回りしている。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事