ヒトラーと東條英機は大戦後も生きていた!?『アフリカン・カンフー・ナチス』の舞台裏
#映画 #パンドラ映画館
リスクを取らない者は、決して何も勝ち取れない
バカバカしい映画だと思う人がほとんどだろうが、セバスチャン監督はカンフー映画への愛情とアドンコの力を借りて、実に多く困難を乗り越えてみせた。一冊の本が書けるくらいの体験を味わったという。そんなセバスチャン監督がくれたメッセージを最後に紹介したい。
「僕たちは、生きている限り何だって可能なんです。日本に住んでいる酔っ払いのドイツ人と神奈川の便利屋が、ヒトラーと東條がアフリカでカンフーをする映画を作ることができるなら、何だって可能なはずです。あなたにもできます。そして、人生で一度くらいはリスクに挑んでみましょう。ドイツにはこんな言葉があります。『リスクに挑まない者は、決して何も勝ち取れない』。これは本当に正しいと思います。なぜなら (1)そこから新しいことを学ぶことができる。(2)人生で最も面白い経験ができる。(3)運が良ければ、大当たりするかも。私の場合、(1)と(2)はすでに実現しましたが、(3)についてはまだ期待しています(笑)。あともうひとつ、どこに行っても人間の本質はみんな同じだというです。誰もが自分と家族のために良い生活をしたいと思っていますが、置かれている環境がただ違うだけなのです」
振り切った作品を撮り終え、それを完成させた者しか味わえない美酒の味を、セバスチャン監督は知っている。この映画を観た人は必ず、アドンコが飲みたくなるだろう。アドンコとカンフー映画の魅力に陶酔させるプロパガンダムービーとして、『アフリカン・カンフー・ナチス』はあなたの記憶に忘れ難く残るに違いない。
『アフリカン・カンフー・ナチス』
監督/セバスチャン・スタイン、ニンジャマン 脚本/セバスチャン・スタイン
出演/エリーシャ・オキエレ、マリスエル・ホッペ、秋元義人、ンケチ・チネドゥ、アンドリュース・メンサー、アマンダ・アチアー、ウォーカー・ベントル・ボアテング、クアク・アドゥ、セバスチャン・スタイン 配給/トランスフォーマー6月12日(土)より渋谷シアター・ イメージフォーラムほか全国順次公開
c)2020 BUSCH MEDIA GROUP. ALL RIGHTS RESERVED
https://transformer.co.jp/m/akfn/
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事