レベルファイブとネトマ合作の『二ノ国:Cross Worlds』サービス開始も厳しすぎる利用規約で不満爆発!?
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6月10日の10:00より、レベルファイブとネットマーブルがタッグを組んで開発された『二ノ国:Cross Worlds』(以下、ニノクロ)のサービスが開始された。同作は基本プレイ無料のスマホ用MMORPGで、サービス開始前日から事前ダウンロードを開始するなど注目が集まっていた。
しかし、サービス開始直後から、あまりに厳しすぎる利用規約の内容でゲーマーから悲鳴が上がっている。
シリーズ最新作のニノクロは豪華スタッフが集結
二ノ国シリーズは、レベルファイブが企画・制作、スタジオジブリがアニメーションを担当しているRPGシリーズ。音楽も『風の谷のナウシカ』や『もののけ姫』を始め、数々の名作でもおなじみの久石譲を起用(ゲーム内音楽の作曲)。国内のトップ集団が集結して制作に携わっているシリーズといえる。
この二ノ国シリーズの最新作が今回サービスが開始されたニノクロにあたる。ニノクロの舞台となるのは、仮想現実ゲーム「ソウルダイバーズ」の中に存在する「二ノ国」と呼ばれる幻想世界。ソウルダイバーズの非公開テストに当選した主人公は、二ノ国に降り立って冒険を繰り広げることになる。
声優陣も豪華で、神谷浩史、花澤香菜、大塚明夫を始め、有名声優の名がズラリ。『リネージュ2 レボリューション』を始め、数々のスマホRPGを開発してきたネットマーブルとの合作ということもあってグラフィックも素晴らしく、目でも耳でもその豪華さを堪能できるタイトルになっている。
利用規約にゲーマーが二の足!?
だが、サービス開始直後からゲーマーから悲鳴が上がっている。それは利用規約だ。
ゲームインストール後、プレイ開始前に利用規約に同意するのは一般的だが、問題となっているのはその内容。物議を醸し出しているのは、赤枠内の箇所だ。
中には利用規約の詳細を見ずに同意をしてしまうゲーマーもいるだろうが、今回は確認したほうがよさそうだ。というのも、「お客様からご提供いただく個人情報」のなかに、銀行口座名(通帳の写し)やTIN(マイナンバー)という記載が含まれている。
これに対し、ゲーマーたちが恐れをなしている。またこの記述を受けて、ゲーム内で銀行口座名やマイナンバーを入力する画面が用意されているのだろうか? などの憶測を呼んでいる(現状は見つかっていない模様)。
加えて、「個人情報の提供」項目では次のような記述(赤枠内)もある。
(ネットマーブルが)必要な場合は関連会社に取得した個人情報を共有する(主な提供先:日本、韓国)という内容だ。
これらは中々に厳しいというのがゲーマーたちの意見だ。似たような表現は過去にもあったようだが、マイナンバーは調べた限り初の事例のようだし、こういった情報を共有されると考えると、二の足を踏むのも無理はない。
こういった状況を受けてなのか、Google Play(Android版ストア)で運営からの回答が掲載されている。
回答になっているような、なってないような感じもするが、勝手に(同意を得ずに)個人情報を収集することはないということを言いたいのだろう。その点では安心してよさそうだが、利用規約で銀行口座名(通帳の写し)やTIN(マイナンバー)などの具体的名称が挙がっているので、心配になっているゲーマーがいることは事実だ。
ゲームメディアに掲載されているニノクロ先行プレイレポートを見る限り、ゲームとしての出来は好印象。ネットマーブルお得意の大規模協力戦などのコンテンツも用意されており、プレイヤーが集まれば盛り上がりそうだ。
とはいえ、MMORPGの性質上、多数のプレイヤーが集まってこそ成り立つコンテンツなので、今回の利用規約問題はスタートダッシュの足かせにならなければいいが……。今日はサービス初日だが、今後のゲーマーたちの反応や利用規約の見直しに注目していきたい。
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