菅義偉首相の本音「五輪を中止したい」…強行開催の感染爆発で秋の衆院選“自民党の大敗”
#週刊誌スクープ大賞
河野太郎「バス旅行」の不透明な政治資金
ところで、6月3日で、43人が犠牲になった雲仙・普賢岳(長崎県)の大火砕流から30年が経った。中には週刊新潮専属やフリーのカメラマンもいた。
私はフライデー編集長だった。うちのカメラマンも何人か派遣していた。担当編集者に、長くなるから一度引き上げさせてくれと伝えた。火砕流が襲ったのは、その2、3日後だった。
亡くなられた方たちを悼むとともに、あのとき、もし私が何もいわなかったらと思うと……、合掌。
フライデーは、俳優の岡田将生(31)とフジテレビの鈴木唯アナ(27)が「巣ごもり愛」を育んでいると報じている。
岡田にとっては初めての熱愛発覚だそうだ。昨年12月、岡田が出演した映画『さんかく窓の外側は夜』の完成披露試写会の時、鈴木が岡田をインタビューしているが、知り合ったのはもっと前だという。
2人の行動パターンは、岡田が車で迎えに行き、途中で買い物をして、岡田の自宅で巣ごもりするというパターンだという。鈴木は早稲田大学国際教養学部出身で、英語力は抜群だそうだ。お幸せに。
さて、ポスト菅候補のトップになった感のある河野太郎にも、安倍前首相の「桜を見る会」と同様のデタラメな政治資金収支報告書不記載があると、新潮が報じている。
河野も年に1回、後援者たちをバス旅行に連れていっている。東京方面が多く、国会に寄って、昼食、劇団四季の劇を見て帰る日帰りで、参加費は1万円前後になるという。
河野が挨拶に出てきたり、河野の妻が講演者たちと一緒に回ったりするそうだ。
だが新潮が調べてみると、これについて政治資金収支報告書に記載が全くないというのである。また、このバス旅行の主催者であるはずの「河野太郎後援会」が政治団体の届け出さえしていないというのだ。
もし、参加費では足らず、河野後援会が差額を補てんでもしていたら、安倍の「桜を見る会」疑惑と同じ構図ではないかと、新潮は斬り込む。
私は、河野の父親の河野洋平元衆議院議長とは長いお付き合いだが、彼は政治家二世、太郎は三世である。潤沢な資金と熱心な昔からの支援者がいるから、選挙など心配しなくていい。
そうした気の緩みが、こうしたところに出ているのではないか。総理の座を目指すなら、どこからも後ろ指をさされない一層のクリーンさが求められるはずだ。
ポストは、東京五輪のスポンサーたちが組織委とオンラインで「パートナーミーティング」を開催したときの議事録を入手したという。
といってもこれは、渡辺周編集長がやっている「Tansa」が手に入れたものだが、そこには「なぜ無観客なのか」、小池都知事が代々木公園でやる予定だったパブリックビューイングを、急遽、ワクチン接種会場にしたが、それに対する不安などが、組織委にぶつけられたという。
開催されたのは4月28日。だが組織委は「決まっていないことが多いので、分からない」としかいえなかったようだ。
少し前のことではあるが、このような状態で開催できるのか、スポンサーならずとも心配を超えて、辞めてしまいたいと思うのではないか。
私事で恐縮だが、6月4日、金曜日にワクチン接種に行ってきた。歩いても20分ぐらいのところにある個人病院だが、雨と風が強かったためタクシーで行った。
予約時間の11時少し前に着いた。ここは東京・中野区で一番大きな個人病院で、院長は私より年下だが、長年の友人で、年に一度、ここで人間ドックをやってもらっている。
中に入って受付で、第1回目のクーポンを貼った予診票と健康保険証を差し出す。
奥の待合室に入ると、すぐに名前を呼ばれた。K医師からワクチンの仕組みについて説明される。メッセンジャーがなんたらこうたらといわれるが、理解不能。「これは最新の情報だが」といいながら、「元木さんには難しいだろうと思うが、お酒を週に2、3回飲む人と、飲まない人とでは、ワクチンの効き目にかなりの差が出ることが分かった」。私は、「御存じのように私は毎日飲むから、効き目はなおさら低いんでしょうね」と聞く。K医師は苦笑いしながら、2回目の接種は3週間後だから、何とか飲まないように努力はできませんか?」。私は「無理でしょうね」。
副反応について。「コロナ腕といわれるように、かなりの確率で、腕や身体の筋肉に痛みが出たり、発熱したりします。すぐには出ないで、夜寝るときに出ると思います。
それを緩和するための薬を出しますので、毎食後に飲んでください」。後で出されたのは「カロナール」と「麻黄湯(マオウトウ)」というものだった。
「カロナール」は熱を下げたり痛みを抑えたりする薬で「麻黄湯」は古くからかぜの初期に使われてきていて、節々が痛むときに効果があるそうだ。
私のほうから質問。「御承知の通り、私は基礎疾患の宝庫で、特に、糖尿病と高血圧の持病があるので心配しているのだが」。K医師「糖尿病は心配ないということが分かってきているが、怖いのは高血圧。接種後に卒中を起こす可能性はある」。「あなたはその心配はない」といってもらいたかったが、そこで問診は終了。時間にして約10分。
キレイだがややツンとしている看護師のところへ行ってワクチン接種。チクリともしない。腕がいいのか?
終わると、15分にセットされたタイマーを渡され、待合室で待つ。1人30分間隔ぐらいだろうか、次々に高齢者が来るが、待合室が一杯になることはない。
15分経って、薬をもらって外に出る。やや微熱があるような気はするが、腕の痛みを含めた副反応らしきものはない。オフィスで体温を測る。朝は36度5分、接種後は36度6分。2回目は6月25日。以上が私のコロナワクチン接種体験記である。
今日で5日が経過したが、肩の痛みも頭痛などもない。
正直にいえば、私は接種にためらっていた。他国と比べても高い接種後の死亡率。ファイザー製はまだ安心だが、モデルナやアストラゼネカは急遽承認されたものだから、日本人への副反応がどの程度かよく分からない。それを、牛や豚じゃあるまいし、1日100万人というふざけた目標を掲げた菅首相の命令一下、数珠つなぎで打たれてはたまらないと思っていた。
しかし、接種を終えてみて、かすかだが少しホッとした自分がいる。個人的には東京五輪など中止して、希望するすべての国民にワクチン接種をして、ゆるやかに以前の平凡な生活に戻っていけるようにすべきだと思う。その第一段階が、ワクチン接種であるはずだ。
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