経済産業省「大学発ベンチャー」過去最高と発表―苦境に陥る日本経済復活の兆しになるか?
2021/06/11 12:00
#大学 #新型コロナウイルス #経済産業省 #ベンチャー企業
新型コロナ禍でも、資金調達は意外と順調だった?
では、新型コロナ禍は大学発ベンチャーにどのような影響を与えたのだろうか。
資金調達面では、新型コロナ禍の影響を受け「調達先候補との接触が難しくなった」という企業が99社、「調達検討が止まった」51社、「調達予定が見送られた」48社、「予定調達額が下がった」37社と影響を受けたところも多い。
半面、「影響はなかった」52社、「予定調達額が上がった」9社、「新規調達が決まった」35社と好結果となった企業も出ている。
一方、融資に関しては「調達先候補との接触が難しくなった」54社、「調達検討が止まった」17社、「調達予定が見送られた」18社、「予定調達額が下がった」20社と影響もみられる。
しかし、「影響はなかった」47社、「予定調達額が上がった」30社、「新規調達が決まった」86社を見ると、出資等の資金調達に比べて融資は比較的に順調だったようだ。
欧米に比べ起業数が少ないと言われる日本において、大学発ベンチャーは重要な役割を担っている。新型コロナ禍にあっても、大学発ベンチャーの設立が増加し、日本の経済活性化に一石を投じてくれることを願いたい。
最終更新:2021/06/13 11:41
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