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和田アキ子、芸歴53年目で「初単独街ロケ」の勝算ー大御所タレントの難しい立ち位置

和田アキ子、芸歴53年目で「初単独街ロケ」の勝算ー大御所タレントの難しい立ち位置の画像1
『相席食堂ゴールデンSP』abc 公式YouTubeチャンネルより

 歌手でタレントの和田アキ子が8日放送の『相席食堂ゴールデンSP』(テレビ朝日系)に芸能生活初の単独ロケ番組出演を果たすことになった。

 番組は普段、関西ローカルで放送されており今回は全国ネットで2度目の放送となる。ロックバンドGLAYのHISASHIや大友康平ら歌手勢の出演者の中に今回、和田は初参加。街ロケで地元民との交流するVTRを、お笑いコンビ・千鳥がスタジオで見ながら採点するという内容だ。地方局ながら伝説的な回が連発し、TverやNetflixなどで見られることもあって、人気となっている。

 和田は今回、千葉県いすみ市でロケを敢行。首都圏における「住みたい田舎ランキング」で5年連続1位に選ばれた街を散策したというが、いったいどういう風の吹き回しなのか。テレビ局関係者は「新型コロナの影響をもろに受けているからでは」と話す。

「現在、レギュラー出演するのは『アッコにおまかせ!』(TBS系)、『いいかげんに1000回』(ニッポン放送)などいずれも長年続いている冠番組がほとんど。さらに新型コロナウイルス感染拡大や自身の持病もあって、なかなか歌手活動にアクセルを踏めない事情もあるようです」(同)

 和田がバラエティー番組に出演した場面はこれまで何度もあったが、外ロケに踏み込んだのは目新しさことと前述のテレビ局関係者は続ける。

「芸能生活50年以上の大御所歌手が、自分の番組で今さら『ロケに出ます!』なんて言えませんし、周りもそんな仕事を持ってこれませんから。それでもオファーを受けたのは今後のことを考えてのことでしょう。現在レギュラー出演している番組は長寿化しており、いずれ終了することも噂されています。いざ、レギュラーが無くなっても事務所としては何とかTVバラエティでも仕事をしてもらいたいタレント。そうなると、ランクを下げてでも仕事を受ける姿勢を見せておかないと、なかなかテレビ局側もオファーできませんからね。出来不出来はともかく、和田さんが今回、ロケに単独で出かけたのは画期的だと思いますよ」(同)

 昔から明石家さんま、ビートたけしなどお笑いタレントとの交流は多かったが和田だが、いざ若手芸人のようにロケで面白おかしくリポートできるかは別の話。それでも、なりふり構わず今までのキャラクターを生かして素人相手に絡むことができれば、新たな化学反応を起こすことができるかもしれない。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2021/06/09 11:00
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