乃木坂46山下美月が『着飾る恋』で見せた“才能の片鱗”…狙うは大先輩のアノ人の枠?
#ドラマ #TBS #山下美月 #着飾る恋には理由があって
川口春奈主演の火曜ドラマ『着飾る恋には理由があって』(TBS系)で、乃木坂46の山下美月がいい演技を見せている。地上波プライム帯のドラマ出演は『着飾る恋』が初めてという山下。演じるのは、真柴(川口春奈)の務める「el Arco Iris」広報課の後輩社員・茅野七海だ。
そもそも、山下のドラマや映画などへの出演経験はそれほど多くない。しかもそれらは、乃木坂46の先輩・西野七瀬からバトンを受け取ったかたちとなる『電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-』(テレビ東京系)の神尾マイ役だったり、「月刊! スピリッツ」(小学館)で連載中の漫画を映画化した『映像研には手を出すな!』の水崎ツバメ役だったり、乃木坂46やアイドルというラベリングを生かせる範疇という印象のものがほとんどだった。
そんな山下にとって『着飾る恋』で演じる西野役は、新境地を開くチャレンジだったのではないだろうか。西野は特にキャラ立ちしているわけでもない、感情をおおげさにさらけ出すことのない、いたって普通のいまどきの女性だ。Paraviで配信しているサイドストーリー『着飾らない恋には理由があって』では主演を務めているものの、本編では完全な脇役で出演時間もわずか。しかし短い時間のなかでも、例えば6月1日に放送された第7話では、西野に好意を寄せている後輩の秋葉亮(高橋文哉)への気持ちの変化を表情で演じるなど才能の片鱗を見せた。SNS上では「山下美月ちゃんはこれから数年でラブコメのヒロインとかやってそう」と感想をつぶやく視聴者もいた。
山下をはじめ、マルチな才能を持つメンバーも多い坂道グループ。しかし意外にも、現役メンバーが単独でプライム帯ドラマに抜擢された例は少ない。山下は1月に発売された乃木坂46の26thシングル「僕は僕を好きになる」でセンターを務め、昨年発売された1st写真集『忘れられない人』(小学館)は初版14万部スタートで重版も。アイドルとしての名声はすでにほしいままにしている山下だが、いつかグループを卒業することがアイドルの宿命だ。以前のインタビューでは女優の仕事を「楽しくてしょうがない」と話していた。もしかすると、見据える先は女優の道なのかもしれない。それを踏まえた『着飾る恋』への出演なのだとしたら、なかなかしたたかだ。
現在放映されているドラマには、『イチケイのカラス』(フジテレビ系)に出演した元AKB48の前田敦子や、『ネメシス』(日本テレビ系)に出演する同じく元AKBの大島優子など、グループ卒業後に女優としての成功を収めた先輩たちが名を連ねている。山下もそろそろセカンドキャリアを視野に入れる時期。彼女は、前田や大島の枠を獲得することはできるのだろうか。『着飾る恋』での好演を見ていると、あながち無理ではない気もする。
■番組情報
火曜ドラマ『着飾る恋には理由があって』
TBS系 毎週火曜日22時~
出演:川口春奈、横浜流星、丸山隆平(関ジャニ∞)、中村アン、山下美月(乃木坂46)、高橋文哉、向井理、夏川結衣、飯尾和樹(ずん)、赤ペン瀧川、木本夕貴ほか
脚本:金子ありさ
演出:塚原あゆ子、棚澤孝義、府川亮介
プロデューサー:新井順子
音楽:神山羊、兼松衆、田渕夏海
製作:TBSスパークル、TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/kikazarukoi_tbs/
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