ペヤング「獄激辛」第3の刺客は中華風、ねぎとマヨの不協和音…最新ペヤング3杯を実食レビュー！

　2021年も快進撃を続ける我らがペヤングですが、世を震撼させた圧倒的激辛——“キングオブ罰ゲーム”と名高い「獄激辛ペヤング」に、ついに第3の味が登場しました。その名も「獄激辛担々やきそば」。

　ここ最近、「獄激辛ペヤング」に加えて「ねぎ」縛りのペヤング2品も発売されました。今回は、すっかり恒例になったペヤングの“変わり種”3品をご紹介していきたいと思います。

「獄激辛」第3の味は担々焼そば…戦略は「いのちだいじに」「ペヤング 獄激辛担々やきそば」

　まずは、「ペヤング 獄激辛担々やきそば」205円（税別）。激辛すぎて罰ゲームに使われることでおなじみの、「ペヤング 獄激辛やきそば」シリーズの第3の味です。圧倒的な辛さで私たちを恐怖に陥れた「獄激辛やきそば」、第2の刺客「獄激辛カレーやきそば」に続くのは、「担々やきそば」という少々変わり種。

　パッケージに描かれているキャラクターは、ノーマル獄激辛は閻魔大王風、獄激辛カレーはインド風の御人だったのに対し、今回は中国風の御人。帽子は被っていますが、どことなくドラゴンボールの桃白白に似ている気が。だとすると相当な極悪人なのですが、味も凶悪なのでしょうか。

　これまでの「獄激辛やきそば」2品は、ノーマル獄激辛は正体不明の甘みがあり、獄激辛カレーはカレーの風味が弱くて何の味だかよくわからなかったのですが、今回はきちんと練りごまの存在を感じられる担々味となっており、第3の味にしてようやく得体が知れた味になった気がしました。ただし、「獄激辛」なので、もちろん辛さは狂気レベル。

　過去2品と同様、最初のうちはなんとなく辛いと思いつつも口の中に入れ続けられるのですが、1～2分後くらいから急激に痛みを伴った激辛が口の中を支配。ノーマル獄激辛ほどの痛みではないものの、獄激辛カレーと同じくらいの威力はあり、他の追随を許さないレベルです。全部食べ切るつもりなら、この最初の1～2分のうちに片付ける必要があるでしょう。

　具として入っているのは挽肉とニラ。いつものペヤングに入っている、チューブからひねり出したような形状の挽肉ではなく、きちんと担々麺らしい挽肉です。担々麺の野菜といえばチンゲン菜を思い浮かべますが、今回はニラが入っています。いつものキャベツのようなボリュームはないものの、パッケージの桃白白風の御人と同様、中華料理らしい構成でした。

　筆者は、ノーマル獄激辛は3口で、獄激辛カレーは7～8口でギブアップしましたが、今回も残念ながら全部食べることができず、半分以上残して断念。残りは後ほど食べました。麺は伸びてしまいますが時間をおいて食べると辛さはなくなるし、マヨネーズを併用して食べると辛さはおとなしくなります。

　そこまで無理して食べる必要があるのかは意見が分かれそうですが、もし食べ切りたいならば、力で押すのではなく、牛乳やヨーグルトを併用するなど、お腹に優しい方法をおすすめしたいです。作戦は「ガンガンいこうぜ」ではなく「いのちだいじに」で。