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日刊サイゾー トップ > エンタメ > YouTuber  > ひろゆき絶賛の動画『100日後に食われるブタ』

ひろゆき絶賛のYouTube動画『100日後に食われるブタ』運営者が語る制作舞台裏と「命」への想い

情が移ったペットを本当に食べられるのか?

――YouTubeのコメント欄には「情がうつってしまい、飼い主は殺せないのではないか」「飼い主の心情の変化が気になる」といった声も目立つ。『100日後に食われる豚ブタ』というプロジェクトではあるが、本当に食べるのか?

飼い主:実は、私にとってカルビは人生で飼う初めてのペットなのです。企画のために買った、という経緯はあるのですが、日に日に懐いてくれる姿をみると「可愛い」と思うのが本心です。ゆえに、視聴者の方々が指摘するように、自分のなかにも「100日後に食べられるのだろうか」という気持ちがあります。自分自身、この心境がどのように変化をするのか、自分が最後にどんな決断をするのか気になっています。その点も含めて視聴者の方々に見ていただきたいと思います。

S氏:「食べる」と宣言してスタートしている企画なので、やはり食べることを前提としています。しかし先程述べたように、この動画を食育やフードロスの問題提起にしたいという意図もあります。ゆえに、最終的にどのような決断を下すかは、我々の感情や動画の収益よりも社会に与える影響の多寡で判断をしたいと思います。

――最後に、視聴者に伝えたいことは?

S氏:「食」というものは普段の生活に馴染み過ぎていて、そこに付随する意味を意識することはなかなかないと思います。しかし、このような企画をYouTubeという娯楽コンテンツの集まる場所で目にしてもらうだけでも、少しだけ意識が変わってくると考えています。SDGsといった言葉が流行り、多くの人が認識はしていますが、結局行動に結びつかないことが多々ある昨今、動画を楽しみながら改めて「食」と「命」について考えられる場を作れたら良いと思っています。温かく見守りながら、気が向いた時にでも動画を見たり、シェアしたりしてくだされば嬉しいです。

(取材協力/今泉める)

<参考>
YouTubeリンク
https://www.youtube.com/channel/UCYjNR7hEGgv5FAc2rMRdTgg

Twitterリンク
https://twitter.com/Mini_pig99?s=20

tiktokアカウント
https://vt.tiktok.com/ZSJamoAK9/

小神野真弘(大学講師・ジャーナリスト)

ジャーナリスト。日本大学藝術学部、ニューヨーク市立大学ジャーナリズム大学院修了。朝日新聞出版、メイル&ガーディアン紙(南ア)勤務等を経てフリー。貧困や薬物汚染等の社会問題、多文化共生の問題などを中心に取材を行う。著書に「SLUM 世界のスラム街探訪」「アジアの人々が見た太平洋戦争」「ヨハネスブルグ・リポート」(共に彩図社刊)等がある。

Twitter:@zygoku

最終更新:2021/06/05 19:00
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