いきものがかり、“2人組”での活動継続は厳しい? メンバー間の“調整役”が脱退
#いきものがかり #脱退 #山下穂尊
数々のヒットを生んできた3人組グループ・いきものがかりの山下穂尊(やました・ほたか)が今夏に脱退することが正式に発表された。山下は今後、表舞台から離れ、作曲や執筆といった創作活動などの「新たな道」に進むという。いきものがかりは残る2人で今後も活動を続けていくとのことだが、大丈夫なのかとの声も出ているようだ。
いきものがかりは2日、山下の脱退を発表。3人での活動は今月10・11日に行われる横浜アリーナ公演が最後となる。3人連名でのコメントでは、「音楽やグループに向ける気持ちが、山下と他の二人とで、少しずつ違うものになってきたことを感じていました」とあり、脱退は山下のほうから申し出たものだとのこと。
「山下の脱退の申し出は以前からあったようで、『かなり以前の時期から』何度も話し合いの場が持たれたようです。山下といえば、2019年に『週刊文春』(文藝春秋)、昨年にも『FRIDAY』(講談社)でスキャンダルが報じられており、“表舞台を離れる”決断はこうした報道の影響もあったのでは」(芸能誌記者)
“予兆”もあったようだ。いきものがかりといえば、「SAKURA」「ありがとう」といった代表曲を筆頭に、リーダーである水野良樹が作詞作曲しているという印象が強いが、山下やボーカルの吉岡聖恵が手がける楽曲も多い。特に山下はほとんどのカップリング曲を担当しており、アルバムでは山下の手がけた楽曲が4曲以上収録されているのが常だったが、2019年の『WE DO』では3曲、今年3月に発売されたばかりの『WHO?』は2曲と、近年は山下の存在感が薄れてきていた。
いきものがかりは山下の脱退後も、吉岡と水野の2人組として活動を続けるとのことで、ファンは寂しい反面、ほっと胸をなで下ろしているところだが……続けていくのは難しいのではないかと音楽業界関係者は語る。
「いきものがかりは元々、小学校からの同級生である水野と山下の2人組として始まったもの。同級生の妹だった吉岡の加入でトリオとなったが、デビュー前に一度解散を経験していて、復活させようとなった時に水野が懸命に吉岡を説得したものの、いつもケンカ別れに終わった。その時、あっさりと吉岡の説得に成功したのが山下だったそうです。
デビュー後もこうした微妙な関係性は続いていて、実業家的な顔もある水野と、アーティスト気質の吉岡という、水と油なふたりの関係をうまく“中和”していたのがマイペースな山下というようなところがあった。山下なしで本当に続けていけるのか?というのが正直なところです」
かつて不仲説や解散説が流れた際には、笑顔で否定していた彼ら。いきものがかりの活動休止中の2018年3月に「週刊女性」(主婦と生活社)に直撃された際、吉岡は「好きな音楽が一緒だからこそ、一緒にやっている」と強調していたが、山下の脱退が決定した現在も、その気持ちは変わっていないのだろうか。
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