「夢色カンタービレ」一色ほのか、迷惑ファンを出禁に! 地下アイドル現場で頻発するファンのセクハラ、パワハラの実態
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タレントに対するネット上での誹謗中傷が問題視されるなか、さらに大きな問題となっているのが、地下アイドルのライブや特典会などの現場における、ファンの迷惑行為だ。
女性アイドルグループ「夢色カンタービレ」のメンバー・一色ほのかは5月30日、1人の迷惑ファンを“出入り禁止”にした経緯をツイッターで報告した。
地下アイドル現場では、アイドルと2ショットチェキを撮影し、その写真にアイドルがファンに対する直筆メッセージを書いて販売するという物販会がある。そこで一色があるファンの名前を書き間違えたことで、そのファンによる“説教”がヒートアップ。「物販中に怒鳴る、チェキを投げる、怒鳴りながらチェキを目の前で破ろうとする」などの行為があったという。
さらに、そのファンはライブ中のレス(ステージ上からファンに視線を送る行為)を過剰に要求してきたほか、別のアイドルと共演する対バンライブで「フロアで怒鳴る」などの迷惑行為を連発。一色の精神的ダメージも大きく、最終的に出禁措置となったとのことだ。
このケースはかなり悪質だが、地下アイドル現場では似たようなことが日常茶飯事的に発生しているという。地下アイドル事情に詳しい出版関係者はこう話す。
「一部のファンによる現場での迷惑行為はかなり前から問題になっていて、そのタイプも様々。よくあるのはセクハラです。水着を着た少女の写真がプリントしてあるTシャツを着て握手会に参加するようなセクハラ行為もあるし、『最近、胸が大きくなったね』と声をかけるなどと直接的なセクハラをするファンもいます。また、同性であれば何を言っても許されるという感覚があるのか、性的な質問をする女性ファンもいます。こういった行為は、運営サイドに見つかれば注意されるのがほとんどなんですが、なかなか無くなりませんね」
現場ではマナーはいいが、ネット上で誹謗中傷を繰り返すファンも多い。音楽関係者が明かす
「特典会ではメンバーと楽しそうに話していたファンが、ツイッターでそのアイドルに対して、態度が悪いだとか、ブスだとかデブだとか、かなり汚い言葉で誹謗中傷しているということが意外とある。現場ではおとなしくしているので、なかなかすぐに注意がしづらく、本当に困りますね。そういう人は、もはや応援するという感覚ではなく、ネット上でストレスを解消しているかのようにも見えます」
また、ファンによる意味不明な“アドバイス”に困惑するアイドルたちも多い。
「まったくもってダンスや歌の専門家でもないのに『もっと体幹を鍛えなきゃね』とか、『リズムの練習してる?』とか言ってくるファンも多いようです。推しを育てようとする気持ちからなのかもしれませんが、練習していないわけがないですし、パワハラみたいなものです。あと、メンバーたちがまったく興味がない話を延々としてくるファンも正直迷惑。自分の好きな車の話や、政治の話をずっとしている人もいますね」(同)
このような“どう受け答えしていいかわからないファン”の存在が、メンバーたちのモチベーションを下げているという。
「10人が応援してくれても、1人に嫌なことを言われれば、アイドルたちも相当落ち込んでしまう。一部の悪質なファンがその子の“アイドル人生”を潰しかねないんです。あまりルールで縛ってしまうのは良くないと思いつつも、現場でのルールを厳しくするしかない状態ですね」(同)
アイドル業界を支えるのもファンであれば、潰すのもファン。応援する側の意識改革も必要なのだ。
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