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安倍政権「アベノマスク」、菅政権「GoToトラベル」に見るコロナ対策の”無策”

IOCの属国ニッポンとワクチン接種の副作用

 日本はIOCの属国であることが、今回よくわかった。

 菅首相はIOCのいうがまま、五輪開催へとまっしぐらである。

 文春は、IOCで43年間にもわたって委員を務めている“古狸”のディック・パウンド元副会長(79)なる人物にインタビューしている。日本の首相が中止を決めたらどうするかという問いに、
「五輪は絶対に開催する。それが私たちIOCの仕事だ。私が知る限り、日本政府は開催を支持しているが、仮に菅首相が『中止』を求めたとしても、それはあくまでも個人的な意見に過ぎない。大会は開催される」

 私は菅嫌いだが、そんな私でも、このいい方は聞き捨てならん。いつから日本はIOCの属国に成り下がったのか。そこまでいわれても菅首相は、「IOCには逆らえないから」とこぼすばかりだという。情けなくて涙が出る。

 傲岸不遜の象徴のような“ぼったくり男爵”バッハ会長が、5月中旬に来日するはずだったが、文春によると、その際、「とにかく天皇に会わせて欲しい」と菅官邸に突き付けていたというのである。

 五輪開催直前の7月12日には来日することが決まっているが、今のままの菅では、いいなりになるのだろう。「宮内庁など関係省庁に準備を指示し始めました」(政治部デスク)という。

 6月初めには五輪中止をいい出すのではないかと、一部で囁かれていた小池都知事が、5月21日に菅と会談した。その後菅首相は、「小池さんは“五輪を絶対にやる”と。安心したよ」と周囲に語ったという。

 まさに「亡国の東京五輪」号は、日本人の絶望を乗せたまま破滅へと向かって船出しようとしている。まだ間に合う、何とか止めなくては。

 今週の第1位は、ワクチン接種による死者が多いと警鐘を鳴らす現代の特集に捧げる。

 菅首相の号令一下、大規模会場でのワクチン接種が始まった。テレビで見ていると、失礼ないい方になるが、西部劇で自分の牧場の馬や牛に「烙印」を押すような流れ作業で、安全性が十分に担保されているのか不安になる。

 私の友人は、かかりつけ医で受けたが、翌日、腕が痛くて仕方がなかったそうだ。直りはしたが、2回目の接種に不安を覚えるといっていた。

 現代によるとワクチン接種が始まって3か月強の5月21日までに、85名の日本人がワクチン接種後に亡くなっているという。

 60、70、80代の人間が多いが、20代も3人いる。基礎疾患がなかった人もいたそうだ。

 副反応の発生頻度も高い。厚労省の資料によると、ワクチン接種100万回あたりのアナフィラキシー報告数は、アメリカ4.7件、イギリス17.7件だが、日本は72件。それに日本の場合、女性に多いことも不安材料である。

 現代は、死亡した中の一人、長崎県に住む金田智子(仮名・享年69)の夫に話を聞いている。

 彼女は調理師資格をもって県内の病院で働いていたため、ワクチン接種を受けないという選択肢はなかった。だが接種直後に身体の変調はなかったという。

 夫はその後、ワクチン接種とは無関係に、体調を崩し入院してしまう。接種から9日後に、勤務先から「出勤してこない」という連絡があり、朝9時ごろ家に行くと、倒れている妻を発見。救急車が来た時には既に亡くなっていた。

 死因は脳出血。だが彼女には高血圧などの基礎疾患はなかった。政府は死亡者とワクチン接種との因果関係を認めていないが、亡くなった人の解剖、またはCT、あるいはMRIなどをやって、死因をはっきりさせるべきだと、統合医療クリニック徳の高橋徳院長がいっている。

 新潟大の岡田正彦教授は、「私は決してワクチン接種を受けるつもりはありません」といっているが、現代が取材したところ、打たないという医療従事者は多くいるという。

 他の国はともかく、この国のワクチン接種は拙速すぎると思わざるを得ない。その結果、激しい副反応や死亡者が出ても、菅政権や厚労省は、ワクチン接種との因果関係を認めないどころか、隠すに違いない。そういう国なのだ。

 私は6月4日にワクチン接種を受ける。ファイザー製だが、基礎疾患だらけの身体がどうなるのか不安はある。東京五輪のための人身御供にされた心境である。(文中一部敬称略)

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