『ドラゴン桜』好調でTBS『日曜劇場』の枠をアピールするも強敵はあの番組が…
#阿部寛 #日曜劇場 #ドラゴン桜
俳優・阿部寛が主演を務め、4月に放送スタートしたTBS系ドラマ『ドラゴン桜』が好調をキープしている。
同ドラマは、週刊マンガ誌「モーニング」(講談社)で連載していた、三田紀房氏による『ドラゴン桜2』の実写化で、05年に同局系で放送された人気ドラマ『ドラゴン桜』の15年後を描いた作品となる。
前作で倒産寸前の低偏差値校の龍山高校から東大合格者を輩出した元暴走族の弁護士の桜木建二(阿部)が、偏差値32で経営破綻寸前の龍海学園の再建を目指し、元教え子で一緒に働く弁護士の水野直美(長澤まさみ)とともに、生徒たちを東大に合格させるために奮闘する姿を描いている。
前作のヒットもあり、放送以前から前評判は高かったが、4月25日の第1話で平均視聴率14.8%を記録すると、その後も第2話が13.9%、第3話が12.6%、第4話が14.3%、第5話が13.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と10%台半ばをキープし、今春の連続ドラマの中でもトップクラスの好調ぶりを見せている。
そうした中、TBSの局内もかなり盛り上がっているようだ。同局の情報番組スタッフは明かす。
「第1話で春ドラマのトップ視聴率を飾ると、その後も好調をキープしていますからね。ウチと阿部さんとは18年放送の『下町ロケット』でもタッグを組んで成功していますし、局内では映画化のプランまで浮上しているなんて噂になっていますよ」
さらには、こんな話も……。
「今作のヒットを機に近年高視聴率を維持している毎週日曜日の午後9時からの『日曜劇場』枠を今まで以上により大々的に視聴者にアピールしていこうという方針を、編成を中心に決めたようです」
同局の『日曜劇場』枠といえば、古くは00年放送の木村拓哉&常盤貴子によるW主演作『ビューティフルライフ』や09年、11年に放送された大沢たかお主演の『JIN-仁-』シリーズなどが広く知られているが、近年は今作や『下町ロケット』以外にも、昨年放送されて平均視聴率24.7%を記録して社会現象を起こした『半沢直樹』をはじめ、今年放送の『天国と地獄~サイコな2人~』や20年放送の『テセウスの船』、19年放送の『グランメゾン東京』、同じく19年放送の『ノーサイド・ゲーム』が高視聴率を達成。19年4月期放送の福山雅治主演の『集団左遷!!』以降、今作の『ドラゴン桜』まで8作連続で平均視聴率2桁台を継続している。
「ライバルともされる日テレのドラマがコケまくる一方で、最近TBSはドラマが好調でヒット作品の大半は日曜劇場枠となっています。とはいえ、これまではドラマの名前を全面に出し、ドラマ単体でのアピールはしてきたものの、とくに日曜劇場枠としてはそれほどでもなかった。今後は“日曜劇場枠”というブランドを全面に押し出すことで、視聴者に『日曜21時の視聴習慣』を植え付けようという狙いがあるそうです。ただ、日曜日は夕方の『笑点』から『バンキシャ!』『行列できる相談法律相談所』と、視聴者がリレーする日テレが強いようで、TBSのアピールがうまくいくか否かは見ものですが……」(同)
次作は7月スタートの鈴木亮平主演の医療ドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室~』が予定されているが、『ドラゴン桜』の余勢を買って好調キープとなるか要注目である。
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