「町中華」でも、どこか新しい…ノスタルジックな味わいの名店再現系カップ麺3選!
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新しさの中に懐かしさを内包する、函館ラーメンの名店「函館麺厨房 あじさい 味彩塩拉麺」
続いては、ファミリーマート限定で発売されている、東洋水産の「函館麺厨房 あじさい 味彩塩拉麺」216円(税込)。函館ラーメンの名店、「函館麺工房 あじさい」の看板メニューである「味彩塩拉麺」をタテ型カップで再現しています。
「函館麺厨房 あじさい」は今をときめく函館ラーメンの名店で、函館の他にも札幌や新千歳空港に支店を構えています。一方で、古くから「支那そば」として愛されてきた函館ラーメンは、一説には日本最古のラーメンとも言われ、広東料理の湯麺がルーツとされています。1つめの「やじ満」と同じく、古くからの「町中華」ということになりますね。
函館ラーメンの味は豚ガラと鶏ガラがベースの塩味で、どことなく昔ながらの懐かしい雰囲気を漂わせています。新しさの中にノスタルジーを内包しているのが函館ラーメンと言えるでしょう。
豚ガラと鶏ガラをベースに、昆布で丸みをつけた塩味のスープ。塩ラーメンといえば鶏ガラのイメージが強い中で、豚と鶏が両方使われているのが函館ラーメンの大きな特徴です。塩ラーメンといえどあっさりではなく、たっぷりの油脂でこってりしている上、味もクッキリしていて食べやすい味でした。
合わせる麺は、湯戻し2分で少しかための細麺。お店の麺もコシがありますが、カップ麺のほうがさらにかためな印象です。具は豚肉やメンマ、ネギなど、昔ながらのオーソドックスな構成となっています。
スープ表面にはたっぷり油脂が浮いており、中でも玉ねぎを揚げたような風味が強く感じられます。これが最も「あじさい」らしい部分で、こってり感とともに揚げ玉ねぎの香ばしさがオリジナリティを生み出していました。
豚鶏ガラベースの塩味スープというところに、函館ラーメンらしいノスタルジーを感じました。一方で、クッキリした味わいや揚げ玉ねぎの強い風味には新しさや強いオリジナリティが感じられ、ノスタルジックな味わいとともに、今風の味を楽しむ一杯と言えそうです。
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