トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > フジテレビ、広告業界から大ヒンシュクの理由

フジテレビ、広告業界から大ヒンシュクの理由 女子アナステマ疑惑が尾を引いて…?

フジテレビ、広告業界から大ヒンシュクの理由 女子アナステマ疑惑が尾を引いて…?の画像1
フジテレビ(Getty Imagesより)

 フジテレビがピンチに陥っている。新型コロナの影響でイベント事業やCMの売上が落ち込む中で、女子アナのステマ疑惑問題が長引き、打撃を受けているからだ。

「フジの女子アナ数名が、美容院やエステなどで高額な施術を受けることを条件にSNSなどで宣伝を手伝うという、いわゆる『ステマ行為』をしていたことを『週刊文春』(文藝春秋)で報じられました。フジはこの報道を受けて顧問弁護士を交えて何度も協議を行った結果、社の方針として『金品を受け取っていないのでステマではない』という結論を出し、関係した女子アナにも口頭で厳重注意をするだけでした。ですが、SNSにアップした写真の削除には応じないお店が多く、中には自分たちが悪者にされたと激怒しているオーナーもいるとか。トラブルは今後も続きそうな雰囲気です」(民放関係者)

 国に認可を受けて事業を続けているテレビ局とは思えない激甘処分に「待った」をかけたのは、広告クライアントだった。

「企業の業績が回復しつつある中でCMの出稿は少しずつ増え始めています。ただ、コロナの影響で先行きが見えず、各企業とも今まで以上にCMを出す番組を精査する傾向にある。今回の女子アナのステマ問題が報じられてから、名前が上がった女子アナが出演する番組にはCMを出したくないと申し出ている化粧品メーカーや日用品メーカーもあるようです。高級サロンで総額数百万円もする施術を無料で受けていたことが露呈したわけですから、庶民的とは言えない女子アナたちが出演する番組にCMを出したくないと考えるのは当然のことでしょう」(民放関係者)

 さらにフジは、肝いりで始まったあの番組も先行きは暗そうだ。

「広告業界では、フジの『めざまし8』よりも、同時間帯の『ラヴィット!』(TBS系)に注目が集まっているんです。番組内で人気が高いコーナーの『プロのお気に入り教えます!ラヴィット!ランキング』が、この時間帯で各局が一番のターゲットとしている主婦層の視聴率がいいからです。コーナーの趣旨的にもCMクライアントに受けますから、CM枠の問い合わせは『めざまし』よりも『ラヴィット!』のほうが多くなっています」(大手広告代理店関係者)

 さらに、番組の目玉として迎えられたMCの谷原章介にも疑問の声が湧き出しているという。

「主婦層への好感度が高いという理由でブッキングした谷原さんですが、しゃべりが上手くないと現場は頭を抱えている。もしも生放送中に緊急ニュースが入った場合は、谷原さんには一切しゃべらせるなと幹部からお達しが出ているほど信頼されていないとか。視聴率も5%台が続いて伸びしろがないような状態ですし、谷原さんが獲得すべき主婦層の視聴者を『ラヴィット!』に持っていかれていることで、早くも不要論が出始めています」(民放関係者)

 混乱を極めるフジテレビ。視聴率3冠を奪還するのは遠い未来の話になりそうだ。

小林真一(フリーライター)

テレビ局勤務を経て、フリーライターに。過去の仕事から、ジャニーズやアイドルの裏側に精通している。

こばやししんいち

最終更新:2021/05/28 18:00
ページ上部へ戻る

配給映画