『家、ついて行ってイイですか?』家計のためにジャニーズを目指すイケメン少年の野望「好きなジャニーズは?」「人生的にはキムタク」
#ジャニーズ #家、ついて行ってイイですか?
「稼げる」を理由に末っ子はジャニーズを目指した
町田市の温泉施設で番組スタッフが声を掛けたのは、47歳の女性・ともこさん。この施設で清掃のパートをしており、自宅では3人の男の子を育てる毎日だという。スタッフが「家、ついて行ってイイですか?」と尋ねると、彼女は快諾してくれた。
到着したご自宅は4LDKの一軒家。めちゃめちゃ立派なお家なのだ。旦那さんはIT関係の会社に勤務しているとのこと。それでも、ともこさんはパートに出る必要があるのか……?
そして、噂の三兄弟を発見! 顔を見ると、全員イケメンだ。3人とも水泳に打ち込んでいるらしく、名前は上から「琉晴(りゅうせい)」「瑛友(えいと)」「蒼瑠(そうる)」である。水泳三兄弟で、末っ子の名前が「そうる」。なるほど、世界水泳のテーマ曲が『ultra soul』(B’z)だけに……。
それにしても、リビングのカーテンが派手だ。これは、ともこさんが職場のダンスの先生と選んだ物らしい。ん? 職場は温泉施設なんじゃ……。
「職場は2個なんですけど、新体操とヒップホップダンスのアシスタントもやって、3種類のお仕事をしていて」(ともこさん)
すごい! タフなお母さんである。水泳に取り組む3人の息子さんの食費を賄うには、このくらいやらないとダメらしい。ペットボトルを買うと凄い金額になるので、お茶は1日10リットル分作る。ご飯は1日1.3升炊く。1カ月の食費は10万円超えだ。
もちろん、トレーニング器具もあまり買い与えられない。三兄弟はともこさんの体を重しにして筋トレに励んでいる。さらに、使わなくなった水着やともこさんのレオタードを生地に作ったマスクを再利用することも。実は、水泳そのものにもお金がかかる。1着2万円の水着は3回穿くと使い物にならなくなるというのだ。試合に出るためのエントリー代は年間で約80~100万円にのぼる。
こんな家庭環境で育った蒼瑠君は、いつしかデカい夢を持つようになった。
「人生的に成功させたいので、ジャニーズに入りたい」(蒼瑠君)
どこか、玉森裕太や道枝駿佑を思わせる顔の蒼瑠君。ジャニーズ系のルックスなので、無理な話じゃないと思う。山下智久は自分の意志でジャニーズに履歴書を送ったと聞くし、思わず「You、入っちゃいなよ」と無責任に背中を押したくなってしまった。
最近の蒼瑠君はアクロバティック教室でバク転を習っているそう。これもジャニーズを意識してのことだそうだ。ジャニーズ顔で、バク転ができて、水泳もできる若い芽である。あと、彼が一味違うのはジャニーズ入所前にギャラの計算をしている点だ。
「CMとか出たら数億円もらえて、バックダンサーだけで10万円もらえたり」(蒼瑠君)
ジュニア時代でそんなにもらえるのか? 蒼瑠君がお金の計算をした瞬間、ワイプに映るHiHi Jetsの面々が「ない、ない」と苦笑して首を横に振っているのは笑った。彼もまさか、ジャニーズの先輩にVTRを見られるとは思ってもいなかっただろう。ところで、蒼瑠君の好きなジャニーズは誰なのか?
「人生的にはキムタク」(蒼瑠君)
こんなパワーワードを聞いたのは久々だ。凄いことを言うものである。とてつもない野心を飄々と語る少年! でも、彼はなぜジャニーズを目指しているのか?
「医者だったら子どもからは無理だし、ジャニーズだったら子どもからでも儲かるし。琉晴とか瑛友が水泳を頑張るのに1カ月でかかるお金がめっちゃ高いって。子どもだけで(お金を)使っちゃ悪いから」(蒼瑠君)
お金……と言うより、家計が理由だったのだ。両親と2人の兄は末っ子の話をどんな顔して聞けばいいのか。お金のことばかり気にする蒼瑠君。少し可哀想に思えてしまった。親が普段からお金のことばかり言うからこうなったのだろうし、こんなことを息子に言われて親自身も辛いはずだ。
「ありがとうね、そう思ってくれて」(ともこさん)
いや、そこは「ありがとう」じゃなくて「ごめんね」でしょうが! もし筆者が親の立場だったら、息子からこんな思いを聞かされたら泣いてしまうと思う。
顔の良さを自覚し、家族を支えようとする蒼瑠君。「儲かる」という理由をモチベーションにする有望株をジャニーさんが見つけたならば、おそらく気に入った気がする。この日の放送を滝沢秀明副社長は見ていただろうか?
5年後、この子がもしも世に出てきていたら凄い話である。「蒼瑠」という名前を、筆者は覚えておこうと思う。
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