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エバーテイルの広告動画を見てインストールしたら、ホラー要素もドットグラフィックもないゲームだった

◆過去にもこれじゃない系ゲーム動画広告があった

 動画での広告とゲーム本体がかけ離れているのは、過去にもあった。例えば、スマホゲーム『Gardenscapes』や『Homescapes』だ。ゲーム名だけではわからなくても、「ヒゲのおじさんがピンチな状態を救出する動画広告」といえば、あれか! となるのではないだろうか(Gardenscapes)。

 この2タイトルはPlayrixが配信しているゲームだが、Gardenscapesで味をしめたのか、Homescapesでも同様の動画プロモーションを展開。こちらのタイトルでは、「家の中で起こった火災などの問題をタップ操作で解決していく」ゲームのように動画が構成されていた。

エバーテイルの広告動画を見てインストールしたら、ホラー要素もドットグラフィックもないゲームだったの画像3

 しかし、ゲーム自体はどちらも同じ柄のピースを3つ合わせて消していくパズル(3マッチパズル)で、インストールしてプレイを始めたユーザーからは、これじゃないという声も聞かれた。

 ダウンロード数がものを言うスマホゲームの世界において、ある種「釣り」ともいえる手法を用いたくなる心理はわからなくもないが、ここまで実態とかけ離れていると批難の声が挙がっても仕方ない。

 今回紹介したエバーテイルはRPGとしてもしっかり楽しめるタイトルだし、GardenscapesやHomescapesもやめどきがわからなくなる良質パズルだ。ゲーム本体の魅力で勝負できるタイトルなだけに、ゲームファンとしてはやや残念なプロモーションと言えよう。

(C) ZigZaGame Inc.

辻 英之(編集者)

起きてる間が営業時間のプロ編集者。ゲームメディアの編集長、IT企業での経験を活かし、デジタルエンターテイメント分野記事を中心に寄稿中。ビジネスジャーナルでは『オレの周りはゲームばかり』を連載中。

つじひでゆき

最終更新:2021/05/30 08:00
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