パンサー向井、ドラマ『コントが始まる』が芸人としていかにリアルかを解説! トリオ芸人のあり方を的確にポイントを上げて熱弁
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こんにちは。ラジオ書き起こし職人のみやーんZZです。いつも聞きまくっているラジオの中から興味深かったエピソードを紹介する連載の第17回目。
今回は2021年5月18日放送のCBCラジオ『#むかいの喋り方』でパンサー向井さんがドラマ『コントが始まる』について話していた部分です。
菅田将暉さん、神木隆之介さん、仲野太賀さんの3人がトリオのお笑いグループ・マクベスとして売れるためにもがく姿を描くドラマ『コントが始まる』。その第5話を見たという向井さんは「今回は芸人やってる10年選手たちに刺さっちゃう、リアルな回でしたね」と話します。
「10年、お笑いをやって売れていないということは、10万円ぐらい大負けしているパチンコと一緒。やめられない。やめてしまったら『10万円負けた』ということが確定してしまう。だけど、やり続ければ12万円になって戻ってくるかもしれない。その望みにかけるしかないから、やめられない」とパチンコにたとえながら、解散寸前のマクベスの苦しい状況を紹介。
続いて向井さんは現在のマクベスを、芸人目線で分析。
「マクベスはツッコミの菅田将暉さんがネタを書いていて、コントの演出などにも厳しい。このトリオの中では菅田さんが一番権力を持っているけど……ネタを書いていて権力を持ってるツッコミのコンビやトリオは、ほぼ失敗します。僕が(パンサーの)前に組んでたトリオ、ブルースタンダードを見ているよう。ブルースタンダードは僕がツッコミでネタを書いて『こういう風にボケろ』とか言っていたんですけど、これはうまくいかなかった。『ツッコミはあくまでもボケがいるからこそ、できる職業だ』ということを忘れたら、もう破綻するんです」とかつての自分自身の経験を元に解説します。
「マクベスで一番笑いを取れるのは、キャラが面白い仲野太賀さん。だから菅田さん、仲野太賀さんが一番面白いという見え方ができるコントを作ってください。そうしないと、マクベスに先はありません!」と具体的な改善策まで提案します。
「僕の持論で『トリオの点数はトリオの看板の点数』というものがあります。ロバートなら看板の秋山さんの面白さの点数がそのままロバートの点数になる。 パンサーなら菅さんや尾形さんの点数がパンサーの点数。もし俺がパンサーの看板だとなった場合、向井なんて70点か80点しか取れない。そうすると、パンサー自体が70点、80点のトリオになってしまう。でも、たとえば菅さんを看板にすると、菅さんは90点、100点取れる人だから、パンサーの点数も90点、100点になる。看板を変えるだけでパンサー自体の点数が上がるんです。
マクベスも『仲野太賀さんが一番面白い』と見せることで、マクベス自体の点数を上げることができる。だから菅田さん、今すぐ仲野太賀さんを面白く見せるコントを作ってください。そして『俺らのトリオは仲野太賀のおかげで成り立っているよんだな』と嘘でもいいから言ってください。そうすれば、マクベスはうまく行くと思います」と話します。
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