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菅政権、側近からの批判でついに崩壊前夜か? 安倍晋三“首相復帰説”の陰謀論も

ワクチンの早期接種をめぐる“既得権益”の正体

 品性下劣といえば、高齢者へのワクチン接種もなかなか進まない中、貴重なワクチンをカネや既得権益でかすめ取ろうとする人間こそ、その最たるものである。

 愛知県西尾市に住む「スギ薬局」チェーン会長の杉浦広一(70)と妻の昭子(67)が、「早く受けたい」と市に談じ込み、便宜を図らせたことが報じられたが、これは氷山の一角である。

「勘定奉行」のCMで知られる「オービック」会長の野田順弘(82)と妻のみづき(86)夫妻が、田園調布の邸から車で2時間かけて、千葉県鴨川市の亀田総合病院に来たのは4月20日だったと、文春が報じている。

 この病院は野田会長の多額の寄付を受けていて、同病院を率いている医療法人理事長の亀田隆明が、ルールにお構いなく、ワクチン接種を優先的にしたというのである。

 この病院の職員数は3500人に及ぶという。当然、医師や看護師たちは猛反発した。すると理事長は、接種はなくなったと説明し、密かに進めていて、今回は裏口の研修棟で、理事長の長男の病院長が接種したという。

 ワクチンはファイザー製1瓶で5回分接種できるそうだが、少し余る。これをかき集めて接種する「闇打ち」というやり方だったそうだ。何やら悪事の匂いのするいい方である。

 自治体の首長らへの優先接種は枚挙に暇がない。文春によれば、埼玉県ふじみ野市の高畑博市長(59)は、「病院の先生の指示に従い、4月30日に接種した」と話していたが、実は、彼の妻や公用車の運転手にも「医療従事者」だとして接種していたというのだ。

 茨城県結城市の白井平八郎自民党県議(73)も、高齢者向けの接種を始めてもいないのに、施設従事者の枠でワクチン接種をしていたそうだ。

 私は、国会議員の中にも、隠れて優先接種している人間が相当いるのではないかと見ている。アメリカでは昨年12月にニューヨークのクオモ州知事が、優先順位を無視した場合、最大100万ドルの罰金を科すと表明した。日本でもワクチン違法接種罪という法律でもつくらないと、収拾がつかなくなるのではないか。

 ところで、5月21日にワクチン接種の予約をネットでしてみた。ものの2分で、知人の医者がやっている個人病院の予約が取れた。接種日は来月初め。

 ファイザー社のワクチンである。大規模な接種会場はモデルナを使うようだが、私は正直、選択肢がそれしかないなら、しばらく待とうと思っていた。

 モデルナやアストラゼネカのワクチンが日本で特例承認されたのは今日の夕方である。菅首相が大号令をかけて、7月中に高齢者へのワクチン接種を終わらせるといったため、日本ではまだ未承認のモデルナ製ワクチンを大量に輸入したのである。

 治験を十分にやったのだろうか。まさか、高齢者をモルモット扱いして、見切り発車したのではあるまいな。コロナワクチンは遺伝子に作用する、これまでにないワクチンだという。素人考えだが、欧米人には有効でも日本人がもっているという「ファクターX」にはどれぐらい効くのだろうか。深刻な副反応が出る率は? 

 夜店の叩き売りじゃあるまいし、何でもいいから1日100万回打てという菅首相の口から出まかせに、日本人の多くが心の底では不安に思っているはずである。

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