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日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 岡野海斗に“戦友”宮里ソルが一矢報いる

『フリースタイルティーチャー』「男性アイドル編」堂々完結! 岡野海斗に“戦友”宮里ソルが一矢報いる

言霊を信じるからこそのビッグマウス

 2試合目は宮里 VS 岡野。“プデュ”こと公開オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』(TBS系)出身者同士の闘いだ。MC席には青山テルマがいるし、KEN THE 390もバトルを見守っている。状況は十分整った。

 ちなみに、2ndバトルにおける岡野は今まで無敗。しかも全ラウンド、クリティカルで勝利を収めている。

宮里 「こいつの事を止めるのは俺しかいないんで、こいつの首かっさらってTKさんに持って帰ります」
岡野 「いや、今回もクリティカルで行きます」

 1stバトルで岡野は「プデュはとっくに捨てた」と言い切っていた。そして、前回の記事で筆者は「過去を振り返らない熱いバトルを見せてほしい」と書いた。しかし、先攻の宮里はあえてカマしに行ったのだ。

宮里 「お前とはプライベートでも遊ぶ仲 
    でも今日はしっかりバトルしたい友達かな
    お前とはドライブで出来ない話をしよう
    お前にとってのプデュって何だった?
    俺たちの青春だったよな? あの時
    でも落ちて 今までどういう気持ちで進んできた?
    お前はなっちまったBoom Triggerの海斗
    俺はソル お前に送るぜ 愛を」
岡野 「そんな過去の事なんて引きずってねぇよ
    そんな引きずったら ここに立ってねぇよ」

「プデュはとっくに捨てた」と言った通り、岡野は未来に目を向ける男だ。両者のバトルは“過去”と“未来”の交差から始まった。そして、Round1を取ったのは岡野。ポイントはやはりクリティカルだった。

 続くRound2のビートは、Skrillex & Damian Jr. Gong Marleyの『Make it Bun Dem』。前番組『フリースタイルダンジョン』のLick-G VS 呂布カルマ戦でも使われた曲である。このラウンドでは岡野のほうがカマしに行った。

岡野 「楽屋の時に『俺が今日は勝ちに行く』って めっちゃ宣伝してたけど
    そんな前からネチネチネチネチ 
    言ってくるような奴には負けられねぇだろ」
宮里 「俺は アレは今日の意思表示 言葉を出す事が出来るのさ
    成せば成る 言霊って知ってっか? 
    言霊 言えば叶う そう言う事だよ」
岡野 「お前がしてんのは言霊じゃなくて 
    つまんねぇ辞書から引っ張り出してきている ことわざだよ」
   
 宮里の熱い魂が入ったラップと、巧みに韻を踏んで返す岡野の冷静なラップ。優勝決定戦にふさわしい闘いだ。結果、このラウンドの判定は1-2で岡野の勝利。というわけで、今回の総当たり戦は岡野海斗が全勝優勝! 

 しかし、最後の最後で岡野のクリティカルを防ぎ、宮里は一矢報いたのだ。「こいつの事を止めるのは俺しかいない」の宣言通りである。2ndバトルで岡野が唯一ポイントを取られたのは、戦友の宮里だった。バトル終了後、宮里は泣きながらコメントを発した。

「海斗とはオーディション番組から一緒で、プライベートでも遊ぶめちゃめちゃ良い奴で、そんな奴と決勝で当たれて奇跡みたいだなと思って。めちゃくちゃ嬉しくて。マジでHIP HOPって熱いし、めちゃくちゃ良いものだなと思いました」(宮里)

 2ndバトルに入ると、宮里のラップは見違えるように上手くなっていた。スチューデントのコメントを頷きながら聞くTKの表情からは、宮里の努力が伝わってきた。そして、青山テルマの表情からは岡野と宮里の足跡が伝わってきた。一方、熱いながらも冷静だった岡野。文句なし、納得の優勝だ。

「男性アイドルラッパー育成SP」は、キャスティングが良かったと思う。事務所の先輩後輩だったり、同じオーディション番組出身者だったり、ドラマが生まれる関係性が全出場者にもあった。5人のアイドルたちにはこれからも切磋琢磨してほしいと願うばかりだ。

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