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日刊サイゾー トップ > エンタメ  > 新垣結衣と星野源の結婚で笑ったどん兵衛、泣いた十六茶

CMスターカップル爆誕! 新垣結衣と星野源の結婚で笑ったどん兵衛、泣いた十六茶

「十六茶」はこのタイミングで気まずい改変

 さて、21年に刷新した十六茶のなにが気まずいか。

 本作において新垣は十六茶史上、初めて男性キャストと共演している。あらすじは次の通りだ。

 トマト農園の娘役の彼女はある日、ひさびさに都会から帰省し、実家のトマト、美しい自然、そしてそこにマッチする十六茶の旨味に感動する。そして隣に住む同じく新規就農者役は、俳優の中村倫也が演じる。CM用に書き下ろされた久石譲の旋律が、まだ出会っていないふたりの恋を予感させる。

 演出家には大物CMディレクター永井聡が起用され、これまでのダイレクトマーケティング的な手法から、「国民的ブレンド茶」といった方向性に大きくかじを切った。

 そのために、大物キャスト×大物作曲家をツモったが、新垣と中村の恋は残念ながら出会う前に終幕である。

 これまで新垣といえば、任天堂Switch、チキンラーメン(日清食品)など彼女がひとりで商品を扱う「おひとりさま表現」が目立ってきた。それがここにきて、十六茶にて珍しく恋愛路線にふった矢先の結婚発表――。

 韓国では「初恋の人」という渾名で親しまれ、プラトニックなイメージで売ってきた新垣の結婚発表。気まずい思いをしているのは、アサヒ飲料と担当代理店の博報堂かもしれない。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2021/05/26 18:17
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