『呪術廻戦』ED曲も… ALI活動休止で「配信停止」に海外ファンからも悲鳴
#音楽 #逮捕 #ソニー #ALI
海外ファンからも嘆きの声…米アニメアワードではALIが“2冠”も
これに、過度の自粛ではないかと批判の声も出ている。
電気グルーヴのメンバーであるピエール瀧が2019年に薬物の使用で逮捕された際も、所属先のソニーが今回と同様の対応を取った。この時は撤回を求める署名運動が起こるなど、不祥事を起こしたアーティストの作品の扱いをめぐる問題について議論されたが、結局、電気グルーヴの配信が再開されるようになったのは、署名提出から1年以上先のこと。瀧に有罪判決が出た後のことだった。
今回は、複数の詐欺事件への関与に加え、組織的な犯罪の可能性も高く、白井被告に対して解雇など厳しい対処となったのは理解できる。ただ、作品の配信停止といった“自粛”が妥当なのかどうかは、もっと議論されるべきなのではないだろうか。
「日本のアニメなどをアメリカで配信しているサービス『クランチロール』主催の『アニメアワード2021』では、年間最優秀作品に輝いた『呪術廻戦』が最優秀ED賞にも輝き、最優秀OP賞は『BEASTARS』となった。これは楽曲に対する賞でもあるので、つまりALIは2冠の快挙を達成したわけです。こうしたアニメ人気もあってALIは海外ファンも掴んでいた。そのため、海外でもアニメ系ニュースサイトで今回の件は報じられ、『そんな……もう(音源が)なくなってる……』『最高の曲だったのに』と嘆く声も出ています」(ウェブメディア編集者)
ファンにとって救いは、バンド解散とはならず、「メンバー一同、それでも音楽を愛し、信じ、一緒に歩き続けることを決断」したと宣言されたこと。そして『BEASTARS』のノンクレジットOP映像、『呪術廻戦』のノンクレジットED映像については、音源もそのままに公開されたままの状態であることか。しかし、オークションサイトでは回収されたALIのCDは高騰し、YouTubeでは非公開になったALIの映像が違法転載されている。はたしてこれで本当によかったのだろうか……。
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