菅内閣の支持率最低でポスト菅は? 河野太郎は安倍と麻生が断固阻止!ミソがついた岸田が再浮上?
#新型コロナウイルス #菅内閣 #支持率 #下落
激震が走るか宏池会 水面下で進む岸田下ろし
宰相としての器量に疑問符がついた岸田であったが、数年後の返り咲きを狙う可能性がある安倍にとり、菅が万が一、こけた場合の繋ぎとして岸田に期待するところは大だった。
それを知っていた岸田も、9月に行われる自民党総裁選の前哨戦として、県連会長を務める地元広島の参院広島選挙区の再選挙は自ら陣頭指揮を取り力の限り選挙戦を戦った。
広島は岸田が派閥会長を務める宏池会の発祥地。これまでに派閥創始者の池田勇人、宮澤喜一といった総理大臣を輩出している。広島県連に所属する国会議員8人のうち6人が宏池会のメンバーで、基礎票も自民党のほうが野党よりも多く、選挙も当初は自民有利と見られていた。
もともと先月25日に実施された衆参3選挙については、収賄罪で在宅起訴された吉川貴盛元農相の議員辞職に伴う北海道2区補選は自民党が候補擁立を見送ったので不戦敗、立憲民主党の羽田雄一郎元国土交通大臣の死去に伴う参院長野選挙区の補選が1敗となることは選挙前から確実視されていた。だから、自民党本部は広島で勝ち、「1勝1敗1不戦敗」となれば、面目は保てると目論んでいた。
しかし、河井安里の当選無効による参院広島選挙区の再選挙では勝利の女神は自民党に微笑まなかった。自らの再起をかけて臨んだ広島の再選挙の敗北で岸田は次期総裁候補から大きく後退した。
宏池会(岸田派)内は今のところは結束を保っている。岸田氏に反旗を翻すような表立った動きはない。一方で「岸田さんは9月の総裁選には出るだろう。でも、どういう戦い方をするかは、もっと大事だ」(宏池会関係者)とする総裁候補としての岸田の資質を危惧する声も派内の一部からは上がり始めている。
同派ナンバー2の座長を務める林芳正参議院議員は次の衆議院選挙で、当選10回の現職、河村健夫(二階派)がいる山口3区からの立候補を予定している。自民党の公認が得られない場合は無所属でも出馬するとしており、本人の意志は固い。
政策通として知られる林は安倍が自民党総裁に返り咲いた2012年の総裁選に参議院議員ながら出馬しており、今回の衆院鞍替えも将来、総裁を目指すための布石であることは周知の事実だ。
この選挙で林が勝利すれば、岸田に代わる次の派閥会長としての存在感はぐっと増す。9月の自民党総裁選の結果次第では、宏池会から派閥会長交代の声が上がるかもしれない。岸田にしてみれば、広島での敗北は次期総裁としての芽を摘まれかけたばかりか、率いる派閥の会長の座さえも危険に晒してしまった。
10月末までに確実に行われる総選挙 岸田の大逆転!
10月21日には現在の衆議院議員の任期が満了となる。10月末までには確実に総選挙が実施される。安倍率いる自民党が政権を奪回した2012年に初当選した自民党の「魔の3回生」の1人は「菅首相では戦えない」と嘆く。同党の中堅幹部も「一生懸命にやっているのは評価するが選挙の顔ではない」と菅首相に手厳しい。しかし、ポスト菅になりえる人物がいないので次の総選挙も菅首相の元で行われることは確実だ。悲しいことに岸田の元で総選挙が行われる可能性は現状ではゼロに等しい。
だが5月18日のニュース番組に出演した岸田は、今までにない姿を見せた。自民党から河井安里陣営へ支出された1億5000万円に関して、「私は関与していない」と発言した二階幹事長、「私は一ミリも関与しておりません」と述べた甘利税調会長。岸田は「論点がずれている」と苦言を呈したのだ。
次期総選挙まで半年を切った。岸田の大逆転はあるのだろうか。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事