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『チコちゃんに叱られる!』ならぬ「天皇に叱られる!」西郷隆盛のダイエットは国家プロジェクトだった!? 

『チコちゃんに叱られる!』ならぬ「天皇に叱られる!」西郷隆盛のダイエットは国家プロジェクトだった!? の画像1
『チコちゃんに叱られる!』(NHK)

 5月14日の『チコちゃんに叱られる!』(NHK)は菅義偉首相の緊急会見のため放送休止。翌日の土曜(15日)午前に放送される再放送枠が本放送となった。まさかの2週連続で休止だ。

 ちなみに15日のゲストは、初登場の清原果耶と2回目の登場で準レギュラーになった夏木マリ。つまり、5月17日にスタートした連続テレビ小説『おかえりモネ』(NHK)番宣を兼ねた回ということになるのだろう。

ゼリーがパンパンな理由を検証すべく寄り道しまくる

 この日最初のテーマが出題される前に運ばれてきたのは、市販のカップゼリーとプリンである。見比べると、プリンはフタとプリンの間に隙間がある。一方、ゼリーはフタまでパンパンに入っている。チコちゃんの疑問は「なんでゼリーはフタまでパンパンに入っているの?」であった。確かに……。というか、ゼリーはパンパン過ぎて開けた拍子に汁が飛んでベチャベチャになるから、少し隙間を空けてほしいと筆者は常日頃思っている。あと、「パンパン」と言われるとオール巨人の名言「お前、弟子やったらパンパンやな」を思い出しちゃうんだけど……。お前のゼリー、パンパンやな。

 というわけで、チコちゃんが発表した正解は「プルンプルンを守るため」であった。運搬時に衝撃が加わるとゼリーは食感が崩れてしまうが、パンパンに詰め込むことで崩れるリスクを減らせるのだ。

 まずはこんな実験が行われた。パンパンに入れたゼリーと少し隙間を空けたゼリー、両者を実際に運んだら本当に崩れるのかを検証したのだ。協力してくれたのは、どんな険しい道でも確実に届けるUber EatsならぬChico Eats(チコーイーツ)である。配達用バッグに2種類のゼリーを入れた配達員が、いざ出発! しかし、道順がなぜか異常なのだ。最初は普通の自転車に乗っていたのに、いつの間にかマウンテンバイクに乗り換えて未舗装の山道をガンガン突き進み始めるし、急にBMXに乗り換えてハーフパイプをぐるんぐるん。それどころか、バッグを背負ったまま自転車を降りてダブルダッチしたり、トランポリンで宙返りしたり、鉄棒で大車輪したり……。激し過ぎる寄り道だ。遊んでないで早く行かないと。この人が売っているのは、ゼリーじゃなくて油である。しかも、道中で明らかに配達員の“中の人”が数度入れ替わっているし。エクストリームなことをする度に中身が入れ替わるガチャピンじゃないんだから。配達の途中に鉄棒するような人に注文は頼みたくない。

 そんなこんなで、紆余曲折の末に目的地へ到着! 結果、パンパンのゼリーはプルンプルンをキープしており、隙間を空けたゼリーのほうは無残にもグチャグチャだった。でも、後者は言わば“振って飲むゼリー”と同じ原理な気がする。

 ちなみに、パンパンにするのは製造面でもとても重要だ。工場でゼリーが作られる様子を見ると、それがわかりやすい。まず、フルーツが入ったカップにゼリー液をパンパンまで入れ、そこから空気が入らないようにフタをする。そして、フタをしたままおよそ85℃の蒸気で熱し、30分かけてゼリーを殺菌。この熱殺菌をする際にゼリー容器に空気が入っていると、熱を加えたときに膨張して体積が増え、ケースが破損してしまうのだ。だから、空気が入らないようにパンパンまで充填させる。あと、ゼリーは空気に触れることがないため賞味期限が長くなるのだ。この工程を見ると、運搬のためというより作るときの都合がパンパンの理由と受け取れるのだけど……。

 一方、プリンの容器に隙間が空いている理由は2つある。そもそもプリンの原材料である卵も牛乳も長期保存に向いた食材ではないので、ゼリーのように長持ちすることに力を注ぐ必要がないということが1つ。一般的にプリンはゼリーよりも硬いので、隙間があっても崩れないのが残る1つだ。でも、Chico Eatsみたいな運搬をされたらプリンだってさすがにグチャグチャになるのでは? 今度は、プリンを背負ったままダブルダッチや大車輪をしてみてほしい。恐らく、アウトのはずだ。

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