トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > エンタメ > テレビ  > 日本テレビ『オモウマい店』が好発進

日テレ『火サプ』後番組の『オモウマい店』が好発進! その裏でTBSは瀕死状態か

日テレ『火サプ』後番組の『オモウマい店』が好発進! その裏でTBSは瀕死状態かの画像1
『オモウマイ店』(日本テレビより)

 4月にスタートした新番組『オモウマイ店』(日本テレビ)がスタートダッシュに成功。高視聴率番組への道筋が見えてきた。

『オモウマイ店』は、「“オモ”てなしすぎで“オモ”しろい“ウマ”い店」(番組HPより)を紹介する番組。ヒロミがMC、小峠英二が進行を務める新番組は4月13日に始まったが、いきなり好視聴率を叩き出した。

「『オモウマイ店』は、3月に終了した『火曜サプライズ』の後番組としてスタートしました。2度にわたって放送された特番が高視聴率をマークし、レギュラー番組に昇格したものです。『火曜サプライズ』も10%前後は取る番組でしたが、『オモウマイ店』はここまで4回放送され、すべての回で12%前後をキープ。番組内容は19時台らしく家族で見られるものですし、火曜19時台は裏番組がそれほど強くないので、まだ伸びる余地はあります。

 テレビ界でここ2~3年、急激に増えているのが大食い番組です。デカ盛りメニューは画が強く、数字が取れる鉄板コンテンツ。ただ、食べ物を味わうことよりも、胃袋に詰め込むことを目的としたチャレンジグルメは嫌悪感を覚える人も多い。その点『オモウマイ店』は、料理を作る側にカメラを向け、“少しでも安く、料理をたくさん出す”という心意気を紹介しているのが勝因でしょう」(バラエティ番組制作関係者)

 ただ、誰かが好調なら、その分だけ必ず割りを食うものが現れるのが視聴率戦争のシビアなところ。同じく4月にスタートした別の番組は大苦戦している。

「4月の改編では、TBSも火曜19時台に新番組『オトラクション』をスタートしましたが、こちらは大変なことになっています。西川貴教と霜降り明星が仕切る同番組は、サウンド、メロディ、リズムなど、“音”がテーマのクイズ番組ですが、初回から3%台を叩き出し、超低空飛行のまま。乃木坂46や日向坂46、ジャニーズといった人気アイドルをゲストに呼んでも、まったく数字に結びついていません。

 これに引きずられるように、20時台の『バナナサンド』も数字が酷く、3~4%台をウロウロしています。バナナマンとサンドウィッチマンがタッグを組み、深夜からめでたくゴールデンに昇格した『バナナサンド』ですが、毎回企画がコロコロ変わるスタイルがまったく受け入れられておらず、完全に売れっ子芸人のムダ使いになっています。いくら始まったばかりとはいえ、ゴールデンで3%台は完全に“アウト”。早々に何らかのテコ入れが行われるでしょう」(キー局関係者)

 近年はテレビ離れが叫ばれていたが、このコロナ禍のステイホームでテレビは再び存在感を増しつつある。夏休みに向けてどんな動きがあるか、各局テレビマンの腕の見せどころだろう。

木村之男(芸能記者、TVウォッチャー)

1972年生まれ、東京都出身。大学時代にライターとして活動し始め、出版社~編集プロダクションを経てフリーに。芸能・カルチャー・テレビ・広告業界などに精通する。趣味はテレビに映った場所を探し出して、そこに行くこと。

きむら

最終更新:2021/05/21 18:00
ページ上部へ戻る

配給映画