孫正義、突然の「無観客試合」発表に球界騒然! 貧乏球団は経営問題に発展も
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プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの孫正義球団オーナーが17日夜、政府が福岡県に発令中の緊急事態宣言が開場されるまでの間、福岡PayPayドームで行う主催試合を全て無観客で行う意向を自身のツイッターで発信した。
現在同球場は上限5000人で運営されているが、政府の指針が示される前に販売されたチケットは有効のため、実際にはそれよりも多い人数が球場で観戦している。
孫オーナーは「自主的に無観客試合とすることを検討したいと思います。正式発表は後ほど」と短くツイート。球団は今後、関係先との調整を進めるとしているがプロ野球OBは「現場は混乱しているだろう」と話す。
「孫オーナーは午後7時過ぎに突然ツイートしていますが、事前に球団幹部への詳しい説明はなかったようです。ホークスにとって孫オーナーの意向は“絶対”ですから、今回の無観客試合もトップダウンで必ず実現させなければならない案件。チームは18日から埼玉県のメットライフドームで埼玉西武ライオンズとの3連戦が組まれていますが、事情説明は追いついていないでしょうね」(同)
4月25日に3度目の緊急事態宣言が出て時には対象地域内の東京ドーム、神宮球場、京セラドーム大阪、阪神甲子園球場の試合が全て無観客で行われた。その後、5月12日からは京セラドーム大阪以外の3球場で人数制限をしながら観客を入れて試合を行っている。実際に、14日から16日まで東京ドームで行われた伝統の一戦、読売ジャイアンツ対阪神タイガース戦は連日、1万人以上の観客が詰めかけて駅付近は密集対策が問題になっていた。
「PayPayドームのファンも主な移動はバス、地下鉄が多く密集になりやすい。車移動もできますが駐車場代も高いですからね。それよりも孫オーナーは人流抑制をとにかく徹底させて社会に貢献したい思いが強い人。プロ野球界の流れとは反対ですが孫オーナーだからこそ決断できたといっても過言ではない」(同)
PayPayドームでは5月22日、23日にオリックス・バファローズ戦があり、28日から30日は読売ジャイアンツとのセ・パ交流戦が開催予定。6月に入ってからも9試合が同所で予定されている。
「問題は緊急事態宣言が6月以降にまで延びた場合も継続するかどうかだろう。親会社が大きいので金銭面的なダメージは少ないが、世間へのインパクトはあまりに大きい」
プロ野球界が空中分解しなければいいのだが……。
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