菊池涼介ら主力選手が離脱――広島カープ、コロナ感染の“厳格な対策”の衝撃
#広島東洋カープ #菊池涼介 #新型コロナウイルス #陽性
プロ野球界に激震が走ったーー。
セ・リーグに属する広島東洋カープは18日、菊池涼介選手、小園海斗選手、正随優弥選手が新型コロナウイルスで陽性判定を受けたと発表した。菊地は38.9度の高熱が出て自宅療養しており、ほかの2選手は無症状で自宅待機を命じている。
球団発表によると17日に菊地の発熱がわかり佐々岡1軍監督以下、コーチ、選手、関係者がPCR検査を受けて3人の陽性が判明した。今後さらに陽性者が増える可能性もある。管轄保健所はチーム内に濃厚接触者はいないと判断されているが、プロ野球OBは「厳格にコロナ対策をしていたカープの主力、若手選手が感染するとは…」などとショックすら受けている状況だ。
「昨年、コロナが最初に広がった時も、カープは厳しい外出制限を設けて対応。6月に公式戦が始まってからも遠征中はもちろん、自宅からマツダスタジアムに通うホームゲームの時も一切の外出を禁じていたと聞いています。今年2月、沖縄県で行われた1軍キャンプでは取材する報道陣に対して一切の外食を控えることを条件に対面取材を解禁。選手、関係者は引き続き外出禁止でした」(同)
全国各地へ大勢の移動が常にあるプロ野球では、コロナ感染が一度起こると複数の選手に影響を及ぼす可能性があることは過去の事例を見ても明らかだ。今年に入ってからも読売ジャイアンツのウィーラー、丸選手らが開幕直後にコロナ感染が判明、戦線離脱し戦力ダウンした。先日もパ・リーグの北海道日本ハムファイターズでクラスターが発生、選手や裏方など10人以上が一気に離脱する緊急事態が起こったばかりだった。
球界内では全国各地に政府が緊急事態宣言を発令している中でプロ野球の試合が行われていることに違和感を覚える関係者がいる一方で、いまだに「風邪と一緒なのに騒ぐ必要があるのだろうか」と首をかしげる者が相当数いることも確かだというから驚きだ。
「選手もずっと外出、外食制限がありいい加減うんざりしている。カープの選手は関東へ毎回、片道4時間ほど新幹線に乗って移動しており、高い感染リスクを抱えての戦いを強いられている。他のチームもいつコロナ感染に襲われるかと戦々恐々の状態」(同)
菊地は開幕から好調で打率はセ・リーグトップの3割4分2厘。文字通りリードオフマンとして支えたが佐々岡監督にとっては痛すぎる離脱だろう。
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